【研修コース】ケニア食品栄養生化学・ケニア馬鈴薯生産技術コース修了

2023.07.28

ケニアのジョモ・ケニヤッタ農工大学から受け入れていた2つの研修コースが修了しました。

半年に渡り、日本で研究した技術をケニアへ

2023年1月18日に来日したArnoldさんは、「食品栄養生化学研修」に参加し、約半年間、帯広畜産大学で食品栄養生化学に関する研究型の研修を行いました。
7月24日に行われた研修成果発表会では、日本とケニアをオンラインでつなぎ約15名が参加しました。Arnoldさんはイネ科の植物の調理方法を変えて実験動物に与えた際の、食物摂取量とタンパク質消化率への影響について研究結果を報告しました。

また、十勝や岡山での食品企業訪問の経験や、折り紙や書道などの日本文化交流体験についてもお話がありました。
Arnoldさんは帯広の寒さに驚いたそうですが、十勝の豚丼が気に入るなど、充実した日々を送ることができたと感謝の言葉がありました。

「食品栄養生化学研修」発表の様子

「食品栄養生化学研修」発表の様子

「食品栄養生化学研修」修了証書授与

「食品栄養生化学研修」修了証書授与

十勝管内の農協や農研機構で、十勝の馬鈴薯を学ぶ

2023年7月3日から11日には、「馬鈴薯生産技術研修」が行われ、4名の研修員が参加しました。
研修は視察を中心に構成され、十勝管内の農業協同組合や北海道立総合研究機構、農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)や帯広畜産大学を訪問し、十勝における馬鈴薯の生産・加工・流通に係る技術や仕組みについて学びました。最終日には研修報告も行われ、チームで分担しそれぞれ学んだ分野を報告しました。

発表前後にはケニアの歌も披露されたほか、日本文化交流や経験等についてもお話がありました。
修了証書を授与された研修員らは、改めて関係者への感謝と、今後もJICAとの連携や帯広畜産大学との共同研究を続けていきたいと抱負を語りました。

「馬鈴薯生産技術研修」発表会参加者と

「馬鈴薯生産技術研修」発表会参加者と

「馬鈴薯生産技術研修」修了証書授与

「馬鈴薯生産技術研修」修了証書授与

2つのコースの研修員とも、帯広畜産大学からも専門家派遣いただいて協力しているジョモ・ケニヤッタ農工大学の教員です。
ケニアへ帰国後も、引き続き帯広とつながりながら、研修成果を活かして活躍されることを願っています。

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