【開発教育】JICA研修員が上士幌小学校・南町中学校を訪問しました

2023.08.07

2023年7月18日(火)、課題別研修「灌漑施設の維持・運営管理」コースのJICA研修員9名が、上士幌町立上士幌小学校、帯広市立南町中学校をそれぞれ訪問しました。

遊びを通して異国の文化に興味津々

上士幌小学校には、アゼルバイジャンのナザルさん、ネパールのマダブさん、ルワンダのジャッキーさんが訪問し、4年生の児童36名と交流しました。

交流会の初めはアイスブレイクが行われ、フルーツバスケットを言語版にアレンジしたランゲージバスケットゲーム、じゃんけん列車、フラフープくぐりの3つのゲームを楽しみ盛り上がりました。ランゲージバスケットでは、児童が研修員に出身国の言葉で「こんにちは」を教えてもらい、ネパール語で「ナマステ」や、アゼルバイジャン語で「サラム」と、研修員に発音を確認してもらいながら、楽しくゲームを進めました。

じゃんけん列車は、じゃんけんで負けた人が勝った人の後ろに連なっていくゲーム。BGMに合わせながら、研修員と一緒に踊る児童の姿も。さらに、フラフープくぐりゲームでは研修員と手をつないで速さを競い合い、言葉、手足などを使った色々なコミュニケーションでお互いの距離がぐっと縮まる良いひと時になりました。

交流会の後半は、研修員がクイズ形式で自国の伝統料理や民族衣装などを紹介しました。
ルワンダのジャッキーさんは、ルワンダでは木製のコップで牛乳を飲み、食べ物はバナナの葉に盛るのが基本の食事スタイルであること、ネパールのマダブさんは、世界最高峰のエベレスト山はネパールにあるなどと写真スライドを使いながら説明しました。児童はクイズに正解すると研修員とハイタッチして喜び、間違っても、「へぇー!そうなんだ!」と興味を持ちながら一つ一つ学んでいました。

児童からは、上士幌町の紹介や日本の遊び紹介等が行われ、研修員は児童の説明に熱心に耳を傾けつつ、上士幌町の特色や学校生活に関心を寄せていました。

最後に児童から、「研修員の皆さんと沢山遊べて嬉しかったし、色々な国の文化を知ることができてとても楽しかったです」とお礼の言葉とともに、児童が作った折り紙が添えられたメッセージカードがプレゼントされました。

上士幌小でのランゲージバスケットの様子

上士幌小でのランゲージバスケットの様子

ネパールの帽子を試着!

ネパールの帽子を試着!

全員で記念撮影

全員で記念撮影

南町中学校生徒企画の日本文化体験会に感激!

帯広市立南町中学校には、ジンバブエのイブさん、モザンビークのパングワナさん、ガーナのフィリモンさん、ウガンダのケンさん、エジプトのサムさん、ベトナムのチャンさんの計6名で訪問しました。
訪問後、まずは校内や授業の見学を行いました。研修員一同は日本の教育制度について興味津々であり、先生との質疑応答も大変盛り上がりました。

続いて、生徒約240名との対面。まずは「国当てクイズ」「〇×クイズ」「ジャンケン列車」のアイスブレイクを通して身体と心の距離を縮めました。

アイスブレイクの後は、生徒たち企画によるおもてなし交流を行いました。
折り紙や書道、日本の遊び・けん玉体験の他、茶道や琴、特製すごろく、そろばん等様々な種類の日本文化を実際に体験させてもらいました。
研修員は生徒たちのおもてなしを非常に楽しんでおり、初めて「そろばん」体験をしたパングワナさんは「是非モザンビークにも買って帰りたい、子ども達や学校に広めたい。」と非常に感激していました。

たっぷり2時間のおもてなしを受けた後は、給食交流となりました。
黙食の中ではありましたが、箸の使い方を生徒に教わるなどして、日本の給食文化に触れることが出来、研修員にとって学びの多い時間となりました。

最後は、生徒240名によるフェアウェルアーチでのお見送りをいただき、熱気に包まれた交流プログラムが終了しました。

南町中でのじゃんけん列車の様子

南町中でのじゃんけん列車の様子

剣道に挑戦!

剣道に挑戦!

玄関前で記念撮影

玄関前で記念撮影


この度、JICA研修員に温かな交流の時間をくださった上士幌小学校・南町中学校の皆様に改めて御礼申し上げます。

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