【開催報告】国際理解ワークショップ

2023.08.08

自国と他国の比較で、たくさんの学びと気付きを得ました

2023年7月27日(木)、帯広畜産大学に留学しているJICA研修員との交流を通じて異文化理解を考えるワークショップを開催しました。国際理解教育や多文化共生に関心のある教員や学生を含む18名の方にご参加いただき、インドネシア、ジンバブエ、パラグアイ、ミャンマー、ラオス出身のJICA研修員5名と交流を行いました。

はじめに、参加者の皆さんを研修員の出身国5か国にチーム分けして自己紹介を行った後、全員でアイスブレイクとして国探しゲームと「What time is it, Mr. Wolf?」ゲームを行いました。
序盤は少し緊張しながらも、積極的に各国の研修員に話しかけ交流を図っていました。
「What time is it, Mr. Wolf?」ゲームでは、次の狼にタッチするためスキンシップが生まれ、あっという間に参加者同士も研修員とも打ち解けていました。

ゲームの後は、再びチームに分かれて多文化共生について考えるカードを使ったワークショップを行いました。(原案:開発教育協会教材「レヌカの学び」)
各国の研修員が、自国と日本での行動や習慣の違いを例に挙げ、どちらの国での行動や習慣かを各チームで協力して考えました。
一見シンプルに見えて、難しいこのワーク。参加者の皆さんは、各国の研修員と英語を使ってコミュニケーションを取りながら自国と日本の違い共通点、それぞれの国の違いなどについて学びました。
研修員からは「自分たちの国と日本を比較することで、日本人には日本を見直す機会となったのではないかと思う。自分たちが気づかない日本の良さに気づいてもらえたら嬉しい。」との声がありました。

研修員とはこのワークでお別れ。名残惜しそうに見送った後は、ワークや交流を通して学んだ気付きや、実践する際のポイントや今後取り組みたいテーマなどについて座談会を行いました。

文化の違いとその理由を掘り下げて考えることで、自分自身の学びが深まりそうなので、この教材を英語の授業ですぐに活用できそう。といった声や、今回体験したことを休み明けに生徒や児童に伝えるのが楽しみ!といった声があがっていました。
また、研修員を学校に招き一緒に授業を行ってみたいなどのアイディアも出ていました。

全員で「What time is it, Mr. Wolf?」ゲームに挑戦!

全員で「What time is it, Mr. Wolf?」ゲームに挑戦!

カードを使ったワークショップの様子

カードを使ったワークショップの様子

カードを使ったワークショップの様子

カードを使ったワークショップの様子

参加者からの声

●日本に住んでいる外国人の価値観を知れて、とてもおもしろかった。

●対面開催がリアルな感覚で理解しやすかった。

●教員だけでなく、他の業種の人や他国出身の方々とも交流してみたい。

●普段なかなか触れ合うことのできない海外から来ている研修員の方々と交流し、学校でできる国際理解のフォーマットを体験することができました。

●講義形式ではなくワークショップ形式で、とても学びが多い時間となりました。


ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

JICA研修員が、自国と日本の違いについてスピーチしました

JICA研修員が、自国と日本の違いについてスピーチしました

全員で記念撮影

全員で記念撮影

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