【研修コース】小規模農家の生計向上のための持続的な畜産バリューチェーンの構築研修が終了

2023.08.10

本研修は、畜産物バリューチェーン(生産、加工、流通の各段階で生み出される付加価値の連鎖)を分析し、市場機会の拡大につながる畜産物の生産技術向上や新たなバリューチェーンの構築を立案することのできる人材の育成を目的に実施しました。

十勝の畜産の現場で学んだ知識を世界へ

9カ国(ベリーズ、キルギス、モンゴル、ナミビア、ネパール、北マケドニア、南スーダン、トルクメニスタン、ウガンダ)から10名の研修員が参加し、来日前の2023年5月30日から6月7日の1週間は、オンラインで研修の概要や基本的な知識を学んだ後、7月4日から8月2日の約1か月間、来日研修を行いました。

研修は講義と視察で構成され、講義では畜産物バリューチェーンの分析手法や、農業協同組合(JA)の役割、生産者と消費者をつなぐ取り組み等を学びました。また、視察では生産現場である農場や牧場、生産を支えるJAやTMRセンター(家畜飼料の供給施設)、加工製造するチーズ工房や乳業メーカー、販売を行う道の駅などを訪問しました。

研修の最後には、自国の畜産物バリューチェーンの分析(SWOT分析:外部と内部環境の強み・弱み・機会・脅威を整理)を行い、研修で学んだことを踏まえ課題解決に向けた提案を発表しました。

研修員からは、
「最適な利益をもたらすバリューチェーン分析は有効である。」
「生産者との連携、付加価値化の重要性が理解できた。」
「道の駅における地場産品のプロモーション構想はすばらしい。」
といった意見のほか、協力いただいた関係者への感謝、多様な国から参加し協力し合った仲間への感謝の声も多く寄せられました。

 今回の研修での学びを自国で活かし、活躍されることを願っています。これからもこのつながりを大切にしていきましょう!

十勝農業協同組合連合会畜産検査センターへの視察

十勝農業協同組合連合会畜産検査センターへの視察

「道の駅なかさつない」での集合写真

「道の駅なかさつない」での集合写真

最終発表会の様子

最終発表会の様子

閉講式の様子

閉講式の様子

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