【開発教育】JICA長期研修員が北海道立帯広三条高等学校を訪問しました

2023.10.04

来日直後に、日本の教育現場に触れる体験ができました

2023年9月21日(木)、JICA北海道センター(帯広)に滞在中のインドネシア、ガーナ、コートジボワール、ザンビア、ナイジェリア、ナミビアから来た長期研修員6名が北海道立帯広三条高等学校を訪問し、交流授業を行いました。

まずは、授業前に英語の先生たちが校内を案内してくださいました。
研修員は、それぞれ帯広畜産大学大学院、北見工業大学大学院での留学のため、2日前に来日したばかり。皆さん、日本の高校に興味津々で、見学中も見学後もたくさんの質問が飛び交いました。特に、書道の教室が印象的だったようで、動画や写真を撮影しながらじっくり作品を見ていました。

交流授業では、覚えたばかりの日本語を使って自己紹介を行い、生徒の皆さんは温かい拍手や声援を送ってくれました。
はじめにアイスブレイクとして自国の料理紹介パズルを行いました。写真パズルが完成した後は研修員一人ひとりから母国の郷土料理を紹介しました。母国について日本の高校生に伝えたいことがありすぎて、時間いっぱい話をしていました。
生徒の皆さんは、初めて聞く食材や食べ物の名前に戸惑いながらも、わかる単語を聞き取り、お互い補完しながら理解を深めていました。

次に、グループに分かれて自分の好きなものについてスピーチを行いました。お互いの好きなものを知り共通項を作ることにより、距離を縮めていました。
研修員の一人が「ピアノを弾くのが好き」と発表すると、グループの皆さんが「すごい!ピアノかっこいい!」と場が湧いている場面も見受けられました。

最後に、折り紙を使ったお箸入れづくりに挑戦しました。残り時間がわずかながら生徒の皆さんは研修員に一生懸命作り方を教えてくれました。
折り紙のお箸入れと一緒に、学校から箸のプレゼントをいただいた研修員の皆さんは「これを使って食事をしたい」「たくさん使いたい」などと言い、とても嬉しそうな様子でした。

書道に興味津々

書道に興味津々

授業の始まりに全員でご挨拶をしました

授業の始まりに全員でご挨拶をしました

楽しい交流授業もあっという間に終わり、最後はそれぞれ集合写真の撮影などをしてお別れの時間になりました。
生徒の皆さんの中からは、「会話をするのは、思っていたより難しい」との声もあり、新たな気付きを得てくれたのではないでしょうか。

帯広三条高校2年生の皆さん、温かく受け入れていただきありがとうございました。
長期研修員は、この後2~4年道東地域に滞在します。
またお会いできる日がくることを楽しみにしています!

自分の好きなものスピーチの様子

自分の好きなものスピーチの様子

折り紙でお箸入れ作りに挑戦

折り紙でお箸入れ作りに挑戦

お世話になった先生方と記念撮影

お世話になった先生方と記念撮影

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