【開発教育】JICA研修員が陸別小学校を訪問しました

2023.11.07

アジア、アフリカ、大洋州、ヨーロッパ10か国の文化に触れました

2023年10月26日、「地域住民の参加による持続的な森林管理」コースで研修を受けているボスニア・ヘルツェゴビナ、カメルーン、コンゴ民主共和国、マラウイ、ウガンダ、ネパール、フィリピン、ソロモン諸島、東ティモール、ベトナムの研修員(計10名)が陸別町立陸別小学校を訪問し、児童と交流しました。

まずは校舎内の見学と授業参観。研修員は、木材がふんだんに使われ、開放的な空間が心地よい美しい陸別小学校の校舎に興味津々。保健室や家庭科室など、一つ一つの設備と資材が完備されている学校環境にテロさん(マラウイ)は、「公立校でこれほど設備が充実している小学校なんて私の国ではありえません」と驚きのコメント。
授業参観では、低学年の国語や道徳のほか、家庭科室で裁縫を学ぶ5年生、理科室で水溶液の種類を学ぶ6年生など、様々な授業風景を見学し、研修員は日本の教育現場に大きな関心を寄せていました。

お昼は、高学年の教室に研修員が数名ずつ入り、児童と一緒に給食を食べました。この日のメニューはラーメンとバナナ。児童が研修員にお箸の使い方を教えたり、色々な国の言葉で「おいしい」の表現を学んだりするなど、皆で楽しい時間を過ごしました。児童が手分けして給食を配膳したり、牛乳パックを洗ってリサイクルの準備をしたりするのも研修員にとって驚きだったようです。

交流会前半は3~4年生との交流で、じゃんけん列車やフラフープ渡しなどを楽しんだのち、児童は流行りの曲に合わせた踊りで研修員を歓迎。その後は小グループに分かれ、研修員から出身国の郷土料理や国の大きさなどのお話を聞きながら、様々な国の異文化、多文化に触れました。

後半は5~6年生との交流。児童はよさこいソーランや陸別小太鼓を研修員に披露したほか、じゃんけん列車ゲームや玉入れ競争などを楽しみ盛り上がりました。研修員による国紹介も行われ、児童は研修員に質問しながら様々な国の文化を意欲的に学んでいました。

研修員から「児童は皆明るく素直で、心を開いて積極的に関わってくれてとても嬉しかった」、「学校訪問という素晴らしい機会に恵まれ、子どもの頃に戻ったかのような特別なひとときを味わえた」などの感想が聞かれ、内容盛りだくさんの交流で児童と思い出深い一日を過ごしました。

陸別小学校の皆さん、温かいおもてなしと素敵な交流会をありがとうございました!

※参加研修コース 
(課題別)「地域住民の参加による持続的な森林管理」

出身国の言葉で「こんにちは」を紹介する研修員

出身国の言葉で「こんにちは」を紹介する研修員

大盛り上がりのじゃんけん列車の様子

大盛り上がりのじゃんけん列車の様子

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