【開発教育】JICA研修員が帯広市立八千代中学校を訪問しました

2023.12.28

学生たちの様々なおもてなしに感動

2023年12月14日(木)に、帯広畜産大学大学院に留学中のJICA研修員シェルトンさん(ジンバブエ)、マークさん(ルワンダ)、ミョーさん(ミャンマー)が帯広市立八千代中学校を訪問し、全校生徒15名と交流しました。

校舎内をご案内いただいた後、2年生の理科の授業を見学させていただきました。
日本の学校の授業内容に研修員の皆さんは興味津々で、通訳を介しながら真剣に授業を聞いていました。

交流授業では、自己紹介と国の場所紹介を行った後、各学年それぞれ日本の遊びを紹介してくれました。
1年生は「だるまさんがころんだ」、英語では「What time is it, Mr. Wolf?」ゲームを紹介。みんなで走ったりタッチして触れ合ったりしながら心の距離を縮めていました。
次に、2年生は「福笑い」を紹介してくれました。研修員が目隠しをしながら作った福笑いを、どっちが面白い顔かみんなで投票して面白いチャンピオンを決めましたが、どのチームもチームワークが良かったため、上手な顔が出来て面白いチャンピオンを決めるのが難しそうな様子でした。
3年生は「けん玉」の技を披露してくれました。大勢に見られる中少し緊張していた様子の3年生の生徒さんでしたが、他の学年の生徒や研修員が声援を送り、全ての技を成功することが出来ました。技の披露の後にはみんなでけん玉にチャレンジし、研修員の皆さんも練習し技に挑戦していました。
ジンバブエのシェルトンさんはけん玉が気に入ったようで、「帰って子どもと一緒に遊びたい」と言い、休み時間にも練習をしていました。

理科の実験授業を真剣に聞くジンバブエのシェルトンさん(手前?)

理科の実験授業を真剣に聞くジンバブエのシェルトンさん(手前)

福笑いで勝負!

福笑いで勝負!

休み時間後は、生徒の皆さんが日本のおもてなし文化を紹介してくれました。
1年生は「語もてなしクイズ」として日本のオノマトペをクイズにしてくれました。研修員の皆さんは、聞き慣れない言葉に頭を抱えながらも懸命にクイズに挑戦していました。
2年生は「行事もてなし」と題し、ブーメラン紙飛行機の作り方を伝授してくれました。ブーメランにように自分のところに戻ってくるように作るにはコツがいるようで、なかなか自分のところに戻ってこない紙飛行機。最終的には、紙飛行機の行き先まで走って追いかけていた皆さんでした。

日本のおもてなしを受けた後は、研修員による日本と母国の違いクイズを行いました。
生徒が思う日本と、研修員が思う日本の姿に差があり悩みながらも楽しそうにクイズに答えていました。中でも、ミャンマーの日焼け止めクリーム「タナカ」の名前では大いに盛り上がっており、「田中だって!名前みたい!」などと言い驚いた様子でした。

交流授業の最後には、「合唱もてなし」と題し、全員で歌を披露してくれました。研修員の皆さんは綺麗な歌声にとても感動していました。ルワンダのマークさんは、伴奏をしていた先生に楽譜をもらうほど心に残ったようです。

交流授業後には、2年生の教室に入って一緒に給食を食べました。
ミャンマーのミョーさんは大のラーメン好きとのことで、とても嬉しそうにラーメンを食べていました。
また、生徒の一人から「近所のスーパーマーケットでマークさんを見かけたことがある」との声があり、二人は「次に会ったら挨拶しよう!」と約束をしていました。
短い時間でしたが、会話をしながら一緒に同じ食事を楽しみ、仲を深めることが出来ました。

八千代中学校の皆さん、ありがとうございました!

日本のオノマトペクイズが想像以上に難しく苦戦する研修員の皆さん

日本のオノマトペクイズが想像以上に難しく苦戦する研修員の皆さん

全員で記念撮影

全員で記念撮影

JICA北海道センター(帯広)Facebookでは、当日の様子を動画にて公開しています。
https://www.facebook.com/jicahokkaido.obihiro

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