【開催報告】高校生国際協力体験プログラムを開催しました
2024.01.23
2024年1月11日(木)、JICA北海道センター(帯広)にて、道東地域7校の高校生16名を対象に、「高校生国際協力体験プログラム」を開催しました。参加した高校生は、様々な国際協力事業に触れるとともに、ワークショップを通じて地球規模の課題SDGsを自分事としてとらえ、自分たちの地域で取り組めることを学び合いました。
午前中は、キューバ、東ティモール、ミャンマー、マラウイ、モザンビークの研修員5名をお迎えし、ゲームを通して各国の文化や風土、言語などについて学びました。
はじめにアイスブレイクとして行った「ランゲージバスケット」は、各国の挨拶でチーム分けをするゲームでしたが、キューバ、東ティモール、モザンビークの挨拶がすべて「オラ」と言うことが判明。研修員自身も驚いていましたが、このことに高校生は大変驚き、印象に残った様子でした。
次に行った「無人島ゲーム」では、もし無人島に行ったら必要なもの・欲しいものをそれぞれ考えるゲームで、各チームにて面白い回答が飛び交っていました。最後に、各チームで出た意見をまとめてスピーチを行い、ユニークな回答を共有して更に盛り上がっていました。
続いて、研修員による自国紹介true or false?を行いました。各チーム2カ国の紹介を聞き、それぞれの国や日本と比較し、学びを深めました。
あっという間に午前中の交流は終わり。昼休みには、館内のレストラン「おびくっく」で一緒にランチをし、更に仲を深めていたようです。
「オラ!」の挨拶が移動の合図
無人島ゲームの様子「無人島にもお醤油をもっていきたい!」との意見が出ていました
5カ国の研修員と記念撮影
午後は、ワークショップデザインdescribe with代表の高橋優介氏を講師にお招きし、ワークショップ「SDGs de 地方創生」を行いました。
2人1組で地方都市の一員となり、プロジェクトを達成しながら自分たちの役割も達成し、地域づくりを行うワークショップです。高校生たちは、周りの人たちと協力しながら真剣にプロジェクトに取り組んでいました。
ワークショップの中盤には全員でミーティングを行い、「皆さん、環境をもっとよくしませんか?」や「人口を倍に増やすプロジェクトを進めていますので、協力してください!」など、全体で目標を共有しながら、更に協力してまちづくりを進めていたのが印象的でした。
地方都市の各項目の状況がわかる「私たちのまちの状況メーター」のポイントを指標にし、まちづくりに取り組み、最終的にはすべての項目で当初より良いポイントで終えることができました。
全員で協力しながら地方創生に取り組みました
15グループ中12グループが目標達成!
・英語をうまく話せなくても、ニュアンスやジェスチャーで自分の言いたいことを伝えることができた。
・将来海外に行きたいので、今後もこのような取り組みに参加していきたいです。
・生まれた国や文化などが違っていても、お互いに共感できることが多いことを知り、今後外国の方と話すことのハードルが下がりました。
・研修員の方の話を聞いて、その方の出身国に行ってみたいと思いました。
・今回のプログラムを通して、学年や学校の違う友達がたくさん出来たことが嬉しかったです。
・一緒のチームの人が英語に苦手意識のある自分に言い方を教えてくれたり、研修員の方がせかさないで自分の言いたいことをちゃんと理解しようとしてくれたりしたことが嬉しかったです。
・自分ができる小さなことからためらわずにやっていき、周りの人も巻き込んでいけるようになりたいと思いました。
・みんなで協力して地方創生に取り組むことの楽しさ、面白さを実感することができました。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
またお会いできることを楽しみにしています!
JICA北海道センター(帯広)Facebookでは、当日の様子の動画を公開しています。
https://www.facebook.com/jicahokkaido.obihiro/
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