【研修事業】マレーシア国別研修における十勝企業向けハラルビジネスセミナーを実施
2024.02.07
2024.02.07
2024年1月9日(火)から25日(木)まで、マレーシアを対象とした国別研修「食品の品質・衛生管理強化を通じた地域産業開発」を実施しました。
アルコールや豚肉を食さないイスラム教徒にも安心して販売できる商品の認証機関でもあるマレーシアのハラル産業開発公社(HDC)の幹部や関連企業の経営者が来日し、マレーシアの食品の安全性と衛生面のレベルを世界標準に到達させるため、オンライン講義と現地視察を通して、HACCP等の食品衛生基準や農食産業振興政策である「フードバレー十勝」、十勝管内の工場や牧場の衛生管理を学びました。
この研修の目玉は、十勝とマレーシアの企業間の繋がり強化を目的とした「マレーシア海外展開セミナー」です。十勝の10数社の企業等が参加し、ハラルの基礎知識の講演、北海道本別高等学校による地場産品である大豆を生かしてイスラム教徒に配慮した(「ムスリムフレンドリー」な)商品開発例の発表、HDCより日本とマレーシアのビジネスの可能性に関する発表がありました。
セミナーの後は、交流会として、本別高校が作った大豆ミートを使用したミートソースや十勝の企業が開発したハラル餃子などを試食しながら、十勝の企業がマレーシアに進出する可能性、マレーシアのハラル産業を十勝に広げる可能性などについて意見を交換。実現までの道のりは容易ではありませんが、双方ともに前向きに進めていくための協力・協働を約束し合いました。
よつば乳業様にて、バターの製造工程の見学
前田農産様にて、自社製品のレンジで作るポップコーンの試食
研修最後の研修成果発表会では、研修員から以下のようなコメントが出されました。
本別高校より「ムスリムフレンドリーの実践例について」のプレゼンの様子
マレーシア海外展開セミナーでのHDCのプレゼンの様子
マレーシア海外展開セミナーにて交流会の様子
今回の研修での学びを活かして、自国で活躍されとともに、この研修をご縁に十勝とマレーシアの経済交流が深まっていくことを願っております。
ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。
交流会で提供された大豆ミートを使用したミートソース、タコスミート、ハラル餃子
閉講式にて集合写真
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