【開催報告】初開催・多文化共生☆KARAOKE大会＠国際フェスタ in とかち 2024
2024.02.27
在住外国人出演者の歌唱力に聴きほれました！
十勝19市町村の外国人材受入支援・多文化共生担当の国際協力推進員チャムです。
2024年2月10日（土）に開催された国際交流イベント「国際フェスタ in とかち 2024」の中で、技能実習生や特定技能外国人5名を出演者としてお迎えしてカラオケバトルを行う、多文化共生☆KARAOKE大会を初開催しました！
今回エントリーがあったのは、モンゴル人2名・インドネシア人2名・ミャンマー人1名の皆さんで、普段は十勝管内で酪農・建設・飲食料品製造業に携わっている方々です。
十勝の人口は約32万人で、そのうち3,500人近くの外国人が在住し、1,800人ほどの外国人の方々が技能実習・特定技能という在留資格をもって滞在しています。担い手不足が深刻な業種にこのような方々が従事することを通じて私たちの生活を支えてくれているということを広く知っていただく機会にしたい、そして、普段はなかなか日本人との交流の機会が少ないとの声が聞かれた外国人材の方が「KARAOKE」という日本文化を通じて自己表現をし、地域住民との交流の機会を提供したいという想いを込めて今回実施しました。
出演者の皆さんには、事前にくじ引きで歌う順番を決めてもらい、トップバッターはモンゴル出身で普段は鹿追町で酪農に従事しているガンディマさん。
歌い始める前は「緊張する～」と話していましたが、かわいい声でkiroroの「未来へ」を歌ってくれました。
2番目はモンゴル出身で普段は幕別町で建設に従事しているオドンさん。
桑田佳祐の「SMILE～晴れ渡る空のように～」を熱唱してくれました。オドンさんの故郷は、十勝よりも寒いところなので、日本の寒さも大丈夫と笑顔で教えてくれました。
3番目はインドネシア出身で普段は大樹町で飲食料品製造業に従事しているピピさん。
宇多田ヒカルの「First Love」をしっとりと歌い上げてくれました。
インドネシア料理のオススメは「ナシゴレン」というインドネシアのチャーハンだそうです！！
4番目に登場したのは、ミャンマー出身で普段は帯広市で建設業に従事しているゾーさん。
Ed Sheeranの「Darling just kiss me slow」を会場の皆さんと一緒に歌ってくれました。
ミャンマーのオススメは「モヒンガー」というミャンマー版ラーメンだそうです。
ラストを飾ったのは、インドネシア出身で普段はピピさんと同じ飲食料品製造業に従事しているソニさん。
Mr.ChildrenのHANABIを歌詞を見ることなく、熱唱してくれました。この歌はインドネシアにいたころから好きで何度も聞いて覚えたそうです。
全員の歌を聞いてから、審査員の点数と観客による投票をカラオケ機械の採点にプラスして集計。その間に、多文化共生に取り組む団体として、札幌出入国在留管理局釧路港出張所、外国人技能実習機構札幌事務所より各取組を紹介いただきました。
そして、時間にゆとりがあったので、会場からの当日参加者を呼び掛けると3組の外国にルーツのある方々が飛び入り参加してくれました！！
集計も終わり、いよいよ結果発表。
優勝者は、3番目に歌ったインドネシア出身のピピさんでした！
出演者のみなさんへの賞品は、下記の5団体より十勝の特産品のご協賛をいただきました。
改めましてありがとうございました。
・帯広ロータリークラブ国際奉仕委員会 様 「成城石井 生産者限定ポテトチップス12袋入り2箱」
・帯広西ロータリークラブ 様 「北海道ホテル 十勝の大地野菜スープ4点セット」
・帯広南ロータリークラブ 様 「柳月 三方六7本セット」
・十勝総合振興局 様 「広尾町の星屑昆布2瓶・パウチ版2袋、上士幌町ポストカードセット・アクリルスタンド4点セット」
・十勝地サイダー研究会 様 「十勝地サイダー12本入り」＋参加者全員へ「十勝地サイダー3本入り」 （五十音順）
最後に、出演者と審査員で集合写真を撮りました。
大会が終わった後も観客として見ていたJICA研修員も一緒にカラオケをしながら交流する様子が見られました。
審査員の方からは「皆さん、とても楽しそうに歌っていて聴いていて嬉しく思いました。」「歌はもちろん日本語も上手で、楽しい時間を過ごせました！」といったコメントや、観客の方からも「とても素晴らしかったです」というお声をいただきました。
第2弾の開催を希望する声もいただいております。
今後も外国人材と地域住民の交流の機会をつくっていきますので、ご参加はもちろんのこと、企画から一緒に関わってくださる方を募集しています。
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