【外国人材受入・共生】帯広ロータリークラブと連携した在住外国人との共生
2024.06.21
2024.06.21
2024年5月8日(水)に開催された帯広ロータリークラブの例会が行われ、推進員のチャムが登壇いたしました。
2月14日に国際ロータリー第2500地区の帯広市内5クラブ、芽室、音更の計7クラブによる年1回の合同例会で「十勝で求められる国際奉仕とは」を考えるパネルディスカッションが行われましたが、この日の例会はその反響を受け、オンライン参加者4名を含む55名の参加により実施されました。
JICA海外協力隊としてセネガルに滞在していた時には、自身が在留外国人として言語の違いや人間関係がないところからのスタートとなった経験、その時に近所の方との関わりにより感じた温かみや学んだ文化・習慣をお伝えし、十勝で暮らしている外国人の方にとっても気に掛けてくれる日本人が増えることが多文化共生を進める上で大切であると感じていることをお伝えしました。
また、6月9日の交流事業に参加される在留外国人の国籍と所属をご紹介。多国籍の方と交流する際の言葉として「やさしい日本語」をお伝えしました。
「
は
っきり言う・
さ
いごまで言う・
み
じかく言う」の頭文字をとって「はさみの法則」を意識しながら、まずは顔の見える関係性をつくる機会となることを祈って講演を終了しました。
2024年5月8日の例会に続き、6月9日(日)には、帯広ロータリークラブ主催による十勝の在留外国人とのフットサル親睦会にJICA北海道(帯広)も協力団体として参加し、長期研修員やスタッフも一緒に交流させていただきました!
十勝の在留外国人10名を含む総勢50名が参加し、すぱーく帯広で4チームに分かれてフットサルを総当たり戦で行い、一緒にボールを追いかけることで言葉の壁を越えてコミュニケーションを取っている様子が各チームで見られました。
フットサルの試合後には、会場を移動してBBQで更なる交流。
参加者の中にはイスラム教徒もいたため、豚肉を焼かない焼き台を用意する配慮もされていたのでみんなが安心してBBQを楽しむことができました。
また、介護職員として高齢者施設で勤務しているミャンマー人のカインさんは、ミャンマー料理の春雨炒め「kyar San Kyaw」を差し入れしてくれました!!
ミャンマーではお肉を入れて食べることが多いようですが、参加者のことを気遣って野菜と卵で用意してくれました。ミャンマーの家庭の味を味わうことができ、皆さん「おいしい!」と喜んでいる様子が見られました。
お腹も満たされた頃に自己紹介タイムもあり、お互いをより知ることができる機会となりました。
事後アンケートでは、交流会に満足したという結果が出ており、「たくさんの方々と話すことができてよかった」「地域の方々との交流に広がることを期待します」など、普段接することがない方々が交流する貴重な機会となったようです。
今後もJICA北海道センター(帯広)では、在留外国人と地域住民の交流の機会をつくる協力を行っていきます。
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