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【JICA海外協力隊】「ボランティア現地レポート」中田道隆さん(ケニア)

2024.07.23

2023年7月に帯広市よりJICA海外協力隊隊員として赴任した中田道隆さんが、派遣国であるケニア共和国から現地の様子を伝えてくださいました。

派遣から1年 隊員が直面したカルチャーショック

ケニアでは、土壌の分析の活動をしています。
日本と比べて設備の違いがあり、実験室の環境整備(5S)を意識し、清潔な薬品、環境の演出をしています。
日本にあるものの全てがあるわけではないので、代用できるものをうまく活用しています。

また、学生に向けて実験のやり方を教えることも活動の一環として行っています。
土壌分析やデータのクオリティを上げることに特に力を入れ活動しています。

ケニアに行ってみて、驚いたことがたくさんありました。僕は大学卒業後にJICA海外協力隊としてボランティアに来ており、新卒で働くイメージもわかない状態で活動に入ったため、カルチャーショックのようなことが多かったかもしれません。
例えば、日本では、実験室を清潔に保つ環境整備は当たり前ですが、現地の人にはそのような概念はありません。環境整備を仕事の一環にしようという意識はありません。
配属先で共に活動を行うカウンターパートは、チーフマネージャーなので、進んで実行してくれていますが、他の人にそれを伝えようとはしません。
環境を整備することで、データのクオリティも上がることを知らせたいですし、今後自分がいなくなっても、彼らが自分たちでできるようになってほしいと思っています。

ケニアの学生たちはコミュニケーション能力が高く、活発に交流することができています。何といっても、自分が楽しく仕事ができています!

【中田道隆さんプロフィール】

出身地 :北海道帯広市
派遣先 :ケニア共和国
配属先 :ジョモニヤッタ農工大学  農業・天然資源学部
職 種 :土壌肥料
活動内容:作物の育ちやすい環境づくりを目指した土壌の分析
派遣期間:2023年7月~2025年7月(予定)

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