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【JICA基金活用事業】オンライン日本語教室修了式・地域&異文化交流会開催

2024.07.30

6か月間取り組んだオンライン日本語教室の修了式

JICAでは、団体や個人の皆様からお預かりしたご寄付を活用し、日本国内のNGO等が実施する開発途上国に暮らす方々の生活向上活動や、日本国内の多文化共生社会の構築に資する活動等を支援する「世界の人びとのためのJICA基金活用事業」を実施しています。

2024年7月14日(日)、同事業の一環として、一般社団法人にほんごさぽーと北海道が行ったオンライン日本語教室の修了式と地域&異文化交流会が帯広中央公園で行われました。

当日は、オンライン日本語教室に参加した外国人を中心に4か国(インドネシア、スリランカ、ネパール、モンゴル)の方々と日本人参加者総勢21名が集まり、日本語教室の修了式と、モルックやインドネシアの伝統的な遊びなどの交流を通し、やさしい日本語を使いながら楽しい時間を過ごしました。

修了式では、にほんごさぽーと北海道の杉山代表が、受講クラスと受講回数が記載された修了証を5名の修了生へ手渡しました。オンライン日本語教室には、「生活の日本語」2クラスと「日本語能力試験」(N3とN4)各1クラスの計4クラスがあったため、この日初めて顔を合わせるメンバーもいました。日本語講師の先生方も駆けつけてくれ、みなさんのがんばりを称えていました。

スポーツで交流しました!

修了式の後は、地域&異文化交流会としてスポーツ交流を行いました。モルックの競技では、4チーム対抗で、どこを狙うかの作戦を立てながらゲームに臨んでいました。

また、インドネシアの伝統的なゲーム「ゴバックソドル」は、インドネシア出身のハニさんがルールの説明を日本語でしてくれ、みんなで挑戦。敵にタッチされずにゴールまで走りきると勝ちというゲームに、大人も子どもも夢中になって走っていました!

最後に行ったのは「だるまさんが転んだ」です。外国人参加者は誰も知らない遊びでしたが、小学2年生の男の子がみんなに説明をしてくれ、日本の伝統的な遊びを通して交流することができました。

スポーツ交流の後には、各自で作成した自己紹介カードを使って会話も楽しみました。

外国人の参加者からは、「十勝に住んでいる他の国の人や日本人と会話ができていい経験になりました。」「普段は畑仕事で日本人と交流する時間がなかったので、今日は楽しかったです。」という声が聞かれました。
日本人参加者からも、「帯広の外国人が増えてきていると感じていたけど、直接お話しする機会はこれまでなかったので、一緒に体を動かしながら交流ができて楽しかったです。」と、お互いに会話・交流できたことを喜んでいただきました。

当日は、NHK帯広放送局による取材もあり、放送もされました!
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20240714/7000068420.html (外部リンク)

JICA北海道(帯広)は、今後も十勝で暮らす外国人と地元の人たちとの交流を通した多文化共生の取組みをサポートしていきます。

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