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【開発教育】JICA研修員が陸別小学校を訪問

2024.08.07

全校児童68名と交流しました

2024年7月16日(火)、課題別研修「灌漑施設の維持・運営管理」コースのJICA研修員6名(ウガンダ、エジプト、ガーナ、ジンバブエ、フィリピン、モザンビーク)が、陸別町立陸別小学校を訪問し、全校児童68名と交流しました。

帯広市から約2時間かけ陸別町へ向かった研修員の皆さん。
到着時に学校を見て「本当に公立の学校?とてもきれいで素晴らしい!」と感動していました。

校舎内に入った後は、各クラスの授業の様子を見学しました。
3年生の図工の授業では、児童の皆さんが完成した作品を披露。それぞれの作品を「きれい!」「すごい!」などと、知っている日本語を使って感想を伝えていました。
6年生の英語の授業では、週末の出来事を一人一人英語でスピーチしていました。研修員の皆さんも内容がよくわかり、スピーチを聞きながら児童の皆さんと一緒に盛り上がっていました。

授業見学後、給食の時間からいよいよ交流がスタート。3年生から6年生の教室にそれぞれ分かれて入り、食事を共にしました。
研修員のマズィビさん(モザンビーク)は箸の使い方を教えてもらっていて、児童から「すごく上手!」と絶賛され嬉しそうな様子でした。
給食後には、食器を下げたり牛乳パックを洗ってたたんだりと、自分で片付けをすることまで児童の皆さんから教わり、「日本の小学生はすごい」と感心していました。

給食後のお昼休みは、それぞれ自由に児童の皆さんと交流しました。
廊下に掲示してあった自画像をどの子が描いたか当てるゲームをして盛り上がっていました。自分の絵を当ててもらった児童の一人は「自分の絵とわかってもらえて嬉しい!」と笑顔で話してくれました。
教室に掲示してある書道の作品の意味を聞いた研修員のアイザイさん(ジンバブエ)は「漢字の意味も含めて、とても素敵な作品だ」と感銘を受けていました。
他にも、みんなでジャンケン大会をしたり、世界地図を使って自分の国を紹介したりしながら交流を楽しんでいました。

お昼休み後は、いよいよ交流授業のスタート!
まずは、児童たちから踊りとよさこいの披露がありました。
滞在中に一度よさこいを見ている研修員の皆さん。研修員のシバンさん(ウガンダ)は、「よさこいを見てすごく気に入っていたからみんながまた見せてくれて嬉しい!」とすごく喜んでいました。
次に、グループで分かれてそれぞれの国を紹介しました。
研修員のアーメッドさん(エジプト)は、自分のお財布を持ってきて自国のコインや紙幣を見せながら自国について語っていました。児童たちも本物のお金に興味津々で表裏じっくり観察していました。

自国紹介が終わった後は、フラフープくぐりリレーとハンカチ落としゲームをしました。
フラフープくぐりリレーは、手が離れないようにつなぎながらフラフープをくぐり抜けるゲームで、身長の大きい研修員ドネイさん(ガーナ)は「こんな小さい輪くぐれると思えない・・」と不安げでしたが、周りの児童たちと協力しながらフラフープを次の人に回していました。
ハンカチ落としゲームでは、慣れないスリッパに苦戦しながらも真剣に児童たちと遊んでいる様子が印象的でした。

最後に児童からお礼のスピーチがあり交流授業が終了。
それぞれ握手をしたりハグをしたりしながら、別れを惜しんでいました。

研修員のジェンさん(フィリピン)は、「児童たちと一緒に色んな遊びをしたことが一番楽しかったです。とても素敵な機会をありがとうございました。忘れられない思い出になりました。」と語ってくれました。

陸別小学校の皆さん、ありがとうございました!

当日の様子の動画は、JICA北海道センター(帯広)Instagramに近日中に公開予定です。

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