【JICA海外協力隊】道東から2名のJICA海外協力隊が世界へ!
2024.08.10
2024.08.10
伊藤美実さん(コロンビア派遣/職種:環境教育)、真下 陸さん(パラグアイ派遣/職種:家畜飼育が2024年8月よりJICA海外協力隊として派遣されることとなり、標津町・帯広市へそれぞれ表敬訪問を行い、活動への抱負を語りました。
標津町の小学校教諭である伊藤 美実(いとう みちか)さんは、環境教育推進のため現職でコロンビアへ派遣されます。キンディオ県シルカシア市のサンホセ学校に配属され、学年、教育レベルにあった環境教育の指導カリキュラムや教材を作成し、所属学校だけではなく、地域の他の学校においても広く活動予定です。
伊藤さんは、幼少期に国境なき医師団などの活動をテレビで見て、「すごい!かっこいい!自分も役に立ちたい!」と国際協力に興味をもったそうです。そして、フィリピンでの短期留学を経て、開発途上国における教育環境や経済格差を目の当たりにし、いつかチャレンジしたいと思っていたJICA海外協力隊に応募されました。
標津町の山口将悟町長を表敬訪問した際には、「帰国後に学校の現場に戻ったら、コロンビアでの取り組みや学びを子どもたちに還元し、北海道の子ども達の国際協力理解に少しでも貢献したい」と、熱い思いを語っていました。山口町長は、「標津町は、環境保全への取り組みに力を入れているので、コロンビアで、標津町の環境に関する取り組みを紹介し、双方の交流を促進してほしい」と、伊藤さんの活動に熱い期待を寄せていらっしゃいました。
標津町・山口町長表敬
標津町教育委員会・山﨑佳教育長表敬
現在、帯広畜産大学大学院に在学中の真下 陸(ましも りく)さんは、パラグアイへ派遣されます。職種は家畜飼育で、現地での配属先は、イタプア県サン・ラフェエル・デル・パラナ市のナランヒート農業協同組合です。
真下さんは、帯広畜産大学とJICAとの連携により、パラグアイにおける家畜飼養管理技術,家畜の健康・衛生管理技術等の向上に係る支援を目的に、同大学の在学生・卒業生をJICA海外協力隊として派遣する事業の一環で派遣されます。小規模農家を対象に牛乳の生産性向上や品質改善、乳量増に向けて、農協獣医師とともに、品質調査や研修会を実施する予定です。
中学生の頃に、社会科の授業で開発途上国において貧困に苦しむ人々を支援するJICA海外協力隊員の活動を知り、感動すると同時に憧れを抱いたそうです。開発途上国の貧困者の多くが農業従事者であることから、帯広畜産大学へ進学されました。大学で乳牛の繁殖管理や飼養管理に関する研究を行ってきた経験を活かし、任地の人々に役立ちたいと抱負を語りました。
また、日本のことを認知してもらうため、パラグアイの人々に茶道の魅力を紹介し、日本の文化に触れる様々な機会を提供する計画を立てられていました。両国の文化交流も深めていきたいということです。
帯広市の派遣前表敬訪問の際には、池原佳一副市長から真下さんに向けて、「お体に気をつけて活動をし、帰国後、現地で体験してきたことを十勝地域で還元してほしい」と温かいお言葉をいただきました。
写真左より帯広市・池原副市長、真下さん、JICA北海道(帯広)代表・木全
メディア取材の様子
伊藤さん、真下さん、出発前のお忙しい中ありがとうございました。
お二人の活動が充実したものとなりますように。
真下さんの表敬訪問の様子は、帯広市のFacebookにも掲載されています。
https://www.facebook.com/obihirocity/posts/pfbid0WdwPtvyiDuejyN2rhtFFXzN1F4DML99VnMLbsz5tfB6cvPm4NgQ2umC2whE2GRaXl
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