【開催報告】北見市常呂暮らしの安心安全ワークショップ
2024.08.30
2024.08.30
JICA北海道センター(帯広)/北見デスクは、8月14日(水)に北見市常呂自治区に住む外国籍の方々を対象とした「暮らしの安心安全ワークショップ」を開催いたしました。
本事業は、常呂自治区の津波ハザードマップが更新されたことに伴い、外国籍住民の方々へ同マップを周知させたいとの思いから企画いたしました。その後、北見国際技術協力推進会議と北海道警察北見方面北見警察署との3者共催にて実施することとなり、当日は常呂自治区内で外国人を受け入れる7事業所のご協力の下、技能実習生を中心に中国、インドネシア、ベトナム、フィリピンからの約60名の外国人材の方々にご参加いただきました。
参加者は4グループに分かれ、災害から身を守るための「防災」、犯罪被害に遭わないための「防犯」、自転車シミュレーターを使用した「交通安全」について学んだほか、暮らしの困りごとについて自治体や警察、JICAの職員と情報交換する「座談会」に出席しました。
参加者の皆さんは、普段の生活は日本語で過ごされていることもあり、ワークショップは全て「やさしい日本語」で行いました。
参加者にはまだ来日して数週間の方もいらっしゃいましたが、来日2年目以降の先輩方が言葉のサポートをしてくださいました。
・楽しかった。もっと日本のことについて知りたい。
・災害から身を守る方法が分かった。
・今は特に困っていることは無いが、困ったことがあっても誰かに相談しようと思う。
・常呂自治区にも多数の外国人が住んでいることが分かった。今後も他の事業所の実習生とも交流できるような機会を作ってほしい。
・とても良い内容だったと思う。入国後講習で交通ルールなどは学ぶが、今回のように専門家の方々からの話は貴重なのでありがたい。
常呂自治区に限らず、オホーツクや道東全体で外国籍住民は増加傾向にあります。多様な方々が安心して暮らせるような地域づくりを目指し、今後は同様の取り組みを北見市全域、オホーツク管内の他地域でも実施していきたいと考えております。
ご協力、ご参加してくださった皆さま、どうもありがとうございました!
当日の様子はNHKの地域ニュースで放送されました。(外部リンク)
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20240820/7000069200.html
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