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【開発教育】JICA研修員が八千代中学校を訪問

2024.10.16

農家の子どもたちと自国の農業について伝え合う

2024年9月26日(木)に、課題別研修「持続可能な食糧システム戦略による地場産業振興」コースで学ぶJICA研修員8名(バハマ、エリトリア、マレーシア、北マケドニア共和国、トルコ、ベトナム、キューバ)が、帯広市立八千代中学校を訪問し、全校生徒16名と交流しました。

この日は、日本の文化の一つとして生徒が書道を研修員に教えたり、生徒が研修員の出身国の主要作物を学んだりしました。

書道体験では、まずは校長先生がデモンストレーション。生徒が事前に研修員の名前を漢字に当てはめて書いた数種類の見本を研修員が選び、「朱李(ジェリ)」、「白弥(ジャン)」などをそれぞれ筆で半紙に書いて練習。最後は色紙に清書して記念に持ち帰りました。研修員にとって初めての書道体験だったものの、生徒から丁寧な手ほどきを受けて、筆と墨を使って書くことを楽しみました。

キューバのミチェルさんとジェリさんは、自国のダンス(サルサ)を紹介し、賑やかな音楽に合わせてリズミカルに踊って見せてくれました。のちに、生徒と他の研修員も一緒に踊って盛り上がりました。

国の農業に関するディスカッションでは、ハキムさん(マレーシア)がマレーシアの主要作物のドリアン、ゴラムさん(北マケドニア)は主要作物のぶどうについて発表し、作物栽培に伴う課題や持続可能な農業、環境に配慮した近年の取り組みなどを説明しました。生徒は、「日本では見かけないドリアンの食べ方や収穫方法などがとても印象に残った」と話していました。家族が農業を営んでいる生徒も英語で発表し、ジャガイモやテンサイ、ナガイモなど十勝の特産品を紹介するとともに、グラフや写真を使って無農薬栽培の取り組みや農業就業人口の減少などの課題も示しました。

生徒と研修員がお互いの文化を紹介し合うことで、異文化・多文化への理解を深められる有意義な交流になりました。

八千代中学校の皆さん、ありがとうございました!

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