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【開催報告】せかいのぱぱ・まま交流会 第3回「冬の防災を学ぼう」

2025.03.07

日本人親子、外国籍親子みんなで考える防災

JICA北海道センター(帯広)/釧路デスクは、釧路地域における多文化共生社会の推進と地域で暮らす外国人親子の受入れ支援を目的としたイベント「せかいのぱぱ・まま交流会」を実施しています。

2025年2月5日(水)に、釧路市民防災センターにて「せかいのぱぱ・まま交流会 第3回『冬の防災を学ぼう』」を開催し、日本人親子・海外ルーツの親子あわせて23名の皆さんにご参加いただきました。

消防車の見学
本イベントを開催した釧路市民防災センターは釧路市消防本部内にあり、はじめに、特別に子供たちに大人気の消防車の見学と写真撮影をさせていただきました。

防災センタースタッフの愛場さんにご解説いただき、各種消防車の説明や、実際に使われている消防士さんが使う道具などを見せていただき、子供だけではなく大人も興味津々に見学をしていました。

地震・火災体験
防災センターには地震や火災時の煙を体験できる設備があります。地震体験では親子で震度3を体験、希望者のみ震度7を体験しました。
煙の体験では、煙を吸わないために膝の高さまで身体を低くして逃げることを知ることができました。

防災勉強会&非常食の試食会
防災勉強会では釧路市防災士ネットワークの小野代表より、非常持出用品の展示と説明、小さい子供がいるときの持出用品についての説明、ローリングストックを日ごろから意識する大切さなどのお話をしていただきました。

試食会ではアレルギー成分28品目が含まれない、親子で食べられる非常用品の「アルファ米わかめごはん」「乳幼児用せんべいハイハイ」「LIFE STOCK」(野菜ゼリー)を試食しました。試食した親子は「想像していたよりもおいしい」と、間食する親子が多数いました。

避難所の確認
釧路市民防災センターの愛場さんより、自宅から避難所までの距離や参考所要時間が分かる「まいマップ」をご用意してもらい改めて自分の避難所を確認する機会となりました。愛場さんは「マップに出ている時間はあくまで目安、子供を連れていたり荷物を持っていたり、雪道だったり、いつどのタイミングで災害が起こるか分からないので日頃から避難所まで歩いてみて時間や経路を確認してほしい。避難所の入口がどこにあるかを事前に確認しておくことも大切」とお教えいただきました。

前日は釧路市内の学校が臨時休校するほどの大雪でしたが、たくさんの方のご参加本当にありがとうございました。

せかいのぱぱ・まま交流会は、今回の第3回目が最終回でした。
第3回にわたりご協力いただきました皆さま、ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。
今後も日本人親子と海外ルーツの親子との交流会の機会を検討しています、どうぞお楽しみに!

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