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【研修コース】帯広・北見のJICA長期研修3コース(8名)の閉講式を実施

2025.03.19

見事、修士/博士号を取得!

JICAが大学と連携して受け入れる長期研修プログラムにおいて、帯広畜産大学と北見工業大学で留学生活を送った長期研修員8人の閉講式が、JICA北海道センター(帯広)で行われました。

今回の対象は、帯広畜産大学に在籍した「食料安全保障のための農学ネットワーク(Agri-Net)」、「アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ(ABEイニシアティブ)」と、北見工業大学に在籍した「道路アセットマネジメント」の計3コースの長期研修員です。

3月3日に開かれた閉講式では、JICA北海道センター(帯広)根本代表よりそれぞれに修了証書が授与されました。研究分野はそれぞれ土壌、獣医学、道路工学と幅広く異なりますが、遠く祖国を離れ、異文化の中で2~3年と長期間の留学生活を終えた研修員達は、それぞれが自信と充実感を感じさせる表情をしていました。

パラグアイ出身のハビーさん(帯広畜産大学)は、「祖国の日系社会との関わりで日本文化に触れる機会はあったものの、実際に日本に来たことで、より深く日本人や日本文化について理解できるようになった。その勤勉さや人の優しさを改めて尊敬し、研究を通して学んだことだけでなく、祖国の人たちに伝えていきたい」と話していました。
また、エチオピア出身のリジャレムさん(北見工業大学)は、今回の閉講式に参加したことで、3年前に来日した時のことを思い出し、「あの頃と比べて自分が多くを経験し、成長してきたことを改めて実感することができた。支えてくれた友人、家族、大学の先生に厚く感謝したい」と述べていました。

修了証書授与

各研修員からの挨拶

日本での思い出を胸に、各国で活躍する存在に

最後に、帯広畜産大学 西田先生から閉会の挨拶をいただき、出身国と大きく異なる環境を乗り越え、学位を取得された皆さんへの祝福ならびに、今後のさらなるご活躍へのエールが送られました。

閉講式後に行われた閉講パーティーでは、日本滞在中の思い出の写真をまとめ上映(インスタグラムにて視聴可能です!)。長く自国を離れる決断をし、異国の地で悩み苦しんだこともあったかと思いますが、それらを乗り越えてきた成長と自信が、ご紹介する写真の満面の笑顔につながっています。

研修員からは「日本で得た経験を自国に還元したい!」、「また北海道に戻ってきて次は博士課程に挑戦したい!」といった意欲的なコメントも寄せられています。帰国後も日本で得た専門知識をさらに深め、自国の発展に寄与されることを願っています。

ご修了おめでとうございます!Congratulations!

閉講パーティー

閉講式での集合写真

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