【開発教育】JICA研修員が幕別町立明倫小学校を訪問
2025.04.08
2025.04.08
JICA北海道センター(帯広)/北見デスクは、3月22日(土)と23日(日)の2日間にわたり、「オホーツクやさしい日本語講座」を開催いたしました。
2025年2月18日、「人獣共通感染症コントロールのための検査技術と研究能力強化」コースで学ぶアルゼンチンの研修員ミカさんと、モンゴルの研修員バガナーさんが幕別町立明倫小学校(全校児童7人)を訪問しました。
この日は、児童が研修員から国の文化を学んだり、皆で十勝の風物詩にちなんだカルタ遊びを楽しんだりして交流しました。
校舎の案内では上級生の児童が下級生をリードし、沢山練習した英語で音楽室や体育館、教室などを案内しました。全校生徒が7人しかいなくても、学校が運営されていることに驚いていた研修員ですが、皆で協力して一つの活動を取り組んだり、学年は関係なく仲良く遊んだりする様子に感心していました。
児童の発表では「私の好きな日本の文化」と題し、研修員にスライドを見せて、ご飯とお味噌汁、花火大会、人気のお寿司ネタ、流行りのテレビゲームなど、一人一つずつ紹介しました。この日に向けて取り組んできた事前学習と、発表練習の成果を発揮する児童の微笑ましい姿に研修員も感動していました。
後半は、研修員がスライドで写真を見せながら、国の伝統料理や民族衣装、小学校の様子などを紹介しました。モンゴルでは、餃子は様々な種類があり、行事によって揚げ餃子と蒸し餃子を食べ分けること、アルゼンチンでよく飲まれるお茶は、マテ茶であることなど、特に日本と異なる食文化に対する児童の興味は尽きません。
カルタ遊びでは、2つのグループに分かれて研修員がそれぞれ一人ずつ入り、十勝の歴史と風物詩にちなんだカードを使って遊びました。研修員は読み手側の言葉がわからないので、周りの児童から、「白い鳥が飛んでいる絵だよ」「虹が描かれているよ」など英単語とジェスチャーでヒントを出してもらいカードを取りました。速さや取得枚数を競うカルタではなく、カードを取る番が順番に回ってくるルールなので、触れ合いの時間を味わい、楽しい雰囲気で交流しました。
研修員は、「児童が常に私たちと触れ合い、色々なことを知りたいという気持ちに溢れていて嬉しかった。良いひと時を過ごすことができた」と感想を話していました。
明倫小学校の皆さん、ありがとうございました!
沢山練習した英語で研修員に自己紹介
フルーツバスケットを各国の言語(あいさつ)にアレンジしたゲームで、研修員の国の言葉を練習
アルゼンチンの研修員ミカさんによる国紹介
順番にカードを拾う交流式カルタゲーム
児童のヒントを頼りに、カードを当てるミカさん
皆で仲良く記念撮影
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