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【研修コース】農業・農村DX/スマートフードチェーン共創に向けた産官学人材育成(B)が終了

2025.08.13

十勝を中心とした農業・農村DXの取り組みを学ぶ

2025年6月23日(月)から7月17日(木)までの期間、6つの国(アルゼンチン、コスタリカ、ドミニカ共和国、エルサルバドル、グアテマラ、ペルー)から8名の研修員が来日して、課題別研修「農業・農村DX/スマートフードチェーン共創に向けた産官学人材育成(B)」に参加しました。

中南米の農村地域では、農業生産性や農産物付加価値などの向上による農家の所得増加が求められています。その解決策の一つとして、農業生産から加工・流通、消費に至る各段階において、情報・通信技術、ロボット技術等の最先端技術の導入、データの相互活用を通じて、生産性向上、無駄の排除、トータルコスト削減等による農作物・食品の高付加価値化への期待が高まっています。

本研修では、十勝を中心に導入されている十勝地域組合員総合支援システム(TAF システム)、ドローン、リモートセンシング技術、ロボットトラクターといった農業・農村のDX化の取り組みを、講義・視察を通して学びました。

更別村で実証実験が行われているドローンによる農薬散布視察

自動搾乳機の視察(佐藤牧場)

■自国の農業・農村DX化の推進に向けて

研修最終日に研修員が策定した今後の活動計画について発表を行いました。

研修員からは、
「農業生産の協同組合、企業、政府がより一層共同できる仕組みを構築したい」(政府関係の研修員)
「大学の工学部等の他の部署とも協力して、新たな農業システムを導入したい」(大学所属の研修員)
など、意欲的な活動計画が発表されました。
発表会の参加者からもコメントやアドバイスを多数いただき、研修員は今後の活動についてモチベーションが高まっていました。

この他、日本語研修で「おはよう」「ありがとう」といった挨拶を学んだり、国際交流イベント「世界のともだち」の防災ゲームやサルサダンス会に参加し市民との交流も楽しんだりしました。

帰国後、自国に日本の取り組みを導入し、各国の農業がより発展していくことを期待しています!

世界のともだちイベントのステージに各国紹介のため登壇

閉講式における集合写真

ご協力いただきました皆様、ありがとうございました。

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