【地域交流事業】JAおとふけ女性部主催「異文化料理交流」に協力
2025.08.14
2025.08.14
2025年6月17日(火)、JAおとふけ女性部主催 「異文化料理交流会」が音更町木野コミュニティセンターで開催され、音更町在住のインドネシア人4人が女性部の皆さんと互いの家庭料理を一緒に調理・試食し交流を行いました。当日は、普段はJICA本部で業務を行っている今年度JICAに入構した新人職員4名がOJT(On-the-Job-Training)としてJICA北海道(帯広)に来ていたタイミングで、一緒に参加させていただきました。
今年2月に音更町教育委員会の主催で行われた料理交流会の新聞記事をご覧になった担当者の方から「JAおとふけ女性部でも料理交流会をしたいので協力いただけますか?」という問合せをいただき、今回の交流会に向けての準備がスタートしました。音更町内には、2024年12月末時点で、239名の在住外国人が生活をしています。そのうちの約7割が外国人材(技能実習・特定技能の在留資格の方)として、音更町内の様々な産業で活躍しています。今回の交流会は、今年の2月に来日して音更宏明館病院で介護業に従事している技能実習生が「料理交流をしたい!」と提案され、事前にインドネシア料理のレシピを提供するなどの事前準備を行い、当日参加してくれました。講師は、食育・食文化プロデューサーの浦木氏が務め、音更町内産の食材を使った日本食2品、インドネシア料理2品を参加者みんなでつくることになりました。
調理室では5つのグループに分かれて調理を開始。インドネシア料理としては「ナシゴレン」(チャーハン)と「ソトアヤム」(チキンスープ)。はじめのうちは黙々と調理を行っていましたが、作り方を確認するために女性部の方がインドネシアの方に声をかけ、そこから会話が弾んでいく様子が見られました。
日本食としては「どら焼き」づくりに挑戦。これまで日本に来てから食べたことはあったけれどつくるのは初めてというインドネシアの皆さんがホットプレートで生地を焼き、少し冷めたところに餡子を詰める作業を女性部の皆さんのアドバイスをもらいながら行いました。
前日から調理を開始していた五目豆も合わせた4品全てつくり終えると、試食会場の大集会室に移動して、いよいよ実食♪
日本人にも馴染みやすい味付けのナシゴレンとソトアヤムで、女性部の参加者の皆さんは口々に「おいしい!!」とインドネシアの皆さんに伝えていました。
試食の後には、推進員のチャムから音更町内の外国人の人数等をお伝えし、交流の機会としてのイベント紹介を行いました。その後、インドネシアの皆さんには、母国の写真を紹介していただきました。
女性部の方からは、「インドネシアの皆さんと交流することができてよかった」「現地の写真を見せてもらうことでなかなか接点のない皆さんのことを理解するきっかけになった」といった声をいただきました。
今後もJICA北海道センター(帯広)では、在住外国人と地域住民の交流の機会をつくる協力を行っていきます。
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