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【ボランティア】派遣前の海外協力隊が上士幌町にてグローカルプログラムを開始

2025.10.21

3名の派遣前海外協力隊員が上士幌町で地域課題に取り組む実習を開始しました

派遣前のJICA海外協力隊員3名が、2025年10月9日に上士幌町入りし、JICA海外協力隊グローカルプログラムを開始しました。

JICA海外協力隊グローカルプログラムとは、派遣前訓練の一環として、日本国内の地域活性化や多文化共生を実践から学ぶプログラムです。JICAボランティア事業の目的の一つである「帰国後のボランティア経験の社会還元」に繋がる取り組みであり、地域に入り込み活動する中で、コミュニケーション能力や共創する力を磨くことができます。道東地区では、これまで、芽室町と上士幌町が受入先となっています。

3名のグローカルプログラム実習生(グローカル生)をご紹介します!

渡部 風河(わたべ ふうが)さんは、家畜飼育・飼料作物隊員としてパナマに派遣されます。

実習先として上士幌を選んだ理由は、酪農現場や農作業を経験することが出来るから、という渡部さん。大学で獣医学を学んだ渡部さんは、派遣前にいま一度酪農現場に携わりたいと思っていました。任地で役立つ知識を増やしながら、実際に現場で起こっている問題を見つけたい、そして、解決に向けて計画を立て遂行する経験を積みたい、という強い意欲を持ち、参加しています。

谷口 二葉(たにぐち ふたば)さんは、コミュニティ開発隊員としてホンジュラスに派遣されます。

谷口さんはこれまでアルバイトや課外活動には積極的に参加してきたのですが、海外協力隊として派遣される前に、日本で社会経験を積みたいと考え、グローカルプログラムに参加することを決めました。言語や文化の違いが少ない国内で活動し、学んだことを生かして派遣先のホンジュラスでより充実した活動を行いたいと考えています。

谷口さんは、上士幌町の方々の、小さな悩みや問題を聞き逃さないようにしたいと思っています。会話を大切にすることで、地域創生へと大きくつながる可能性を信じています。まずは、あいさつから始め、積極的に町民の方々とコミュニケーションを図り、会話の中から地域課題を引き出していきたいと、熱い気持ちで実習に臨みます。

持田 公孝(もちだ きみたか)さんは、コミュニティ開発隊員としてボリビアに派遣されます。

これまで訪れる機会が少なかった北海道での活動に興味があったという持田さん。コミュニティ開発隊員は、任地においてゼロから人間関係を構築した上で、限られた時間で課題を把握し解決策を提示することが求められるため、派遣前に上士幌町で実践してみたいと思い参加しました。

上士幌町のコミュニティにいち早く溶け込むことで円滑な人間関係を築き、町民の方々が望む地域のありたい姿に一歩でも近づけるような取り組みを実践したいと、意欲を燃やしています。

2025年10月、上士幌町でスタートしたJICA海外協力隊グローカルプログラムに参加する3名のグローカル生は、それぞれの目標と情熱を胸に、地域との交流を通じて貴重な経験を積み、未来の派遣先での活動に向けた大きな一歩を踏み出しました。

上士幌町の皆さまや関係者の皆さま、3名のグローカル生が地域と共に成長し、未来の活動に繋げられるよう、温かいご支援とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

グローカルプログラム実習生の自己紹介はJICA北海道(帯広)Instagramに掲載しています。

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