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【開発教育×研修コース】JICA研修員が陸別小学校を訪問

2025.11.01

8か国から来日中の研修員が日本の小学校を堪能!

2025年9月18日(木)、課題別研修「持続可能な食料システム戦略による地場産業振興」コースの行政官・研究者からなる研修員9名(出身国:アンゴラ、カンボジア、インド、ラオス、ミクロネシア、ナミビア、北マケドニア、ウガンダ)が、陸別町立陸別小学校を訪問し、3年生~6年生の児童42名と交流しました。帯広市から片道約2時間かけて小旅行気分を味わいながら向かった学校では、児童の皆さんと盛りだくさんのプログラムで楽しい時間を過ごしました。

到着後、教頭先生が校舎内を案内してくださり、研修員は各学級の授業風景や音楽室、理科室などの充実した設備に関心を寄せていました。

交流プログラムの一つ目は給食で、献立は具沢山のけんちんうどんと大学芋。研修員は大学芋が特に気に入ったようで、おかわりをしたり児童に作り方を聞いたりしていました。研修員は配膳や下膳、牛乳パックを洗ってリサイクルする活動に積極的に参加し、ステラさん(ウガンダ)は、「栄養バランスが考えられた献立を美味しく食べるだけでなく、リサイクルや衛生管理の教育もなされていることが素晴らしいし、子どもたちの責任能力を養えるとても良い取り組み」と感心していました。

けんちんうどんの食べ方の説明を児童から受ける研修員のステラさん(ウガンダ)。

児童にならって牛乳パックを洗ってたたむ研修員

給食後は体育館で歓迎会が行われ、3、4年生は名曲に合わせて遊戯を披露し、5、6年生はよさこいを元気よく踊って研修員を歓迎しました。この日のために練習した児童に研修員は大きな拍手を送り、最後は掛け声を真似するなど、皆が一体となって楽しみました。

その後は小グループに分かれて研修員が写真で自国の文化を紹介し、各国の衣・食・住、普段の生活について簡単な英単語やジェスチャーで児童に説明しました。特に伝統料理や固有動物に対する児童の興味が強かったようです。

ロイさん(ナミビア)がナミビアの女性の民族衣装を説明。ビビッドな色使いが目を引きます。

キーンさん(ミクロネシア)が、現地の言葉で「こんにちは」と起源を説明。

後半は習字体験があり、お題は漢字に当てはめた研修員の名前を児童と一緒に書くというもの。ヤナさん(北マケドニア)の名前を「陽那」、アランさん(アンゴラ)を「赤蘭」と当てはめるなど、児童は事前に漢字の意味や花言葉なども意識して素敵な漢字表記を考えていました。研修員は、「書いた習字は大事に持ち帰って帰国後に家族に見せたい」と大喜びでした。

「羅南」でラナさんの名前を表現。皆で楽しく書きました。

最後は小グループでフラフープリレーをして遊びました。お互いつないだ手を放さず、フラフープを全身に通して隣に渡していくルールで、早く達成したチームからは歓声が沸くなど盛り上がり、充実の交流プログラムを最後まで思う存分楽しみました。

陸別小学校の皆さん、研修員の温かいおもてなしと、思い出に残る楽しい一日をありがとうございました!

交流の様子は、JICA北海道(帯広)Instagramにも掲載しています。

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