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【開発教育×研修コース】JICA研修員が帯広市立つつじヶ丘小学校を訪問

2025.12.18

理科のおもしろ実験を体験!化学のチカラで更に仲を深めました

2025年11月17日(月)に、課題別研修「小学校理科教育の質的向上~「教えと学び」の現場教育~」の行政官・教育者からなるJICA研修員11名(バングラデシュ、ボツワナ、カンボジア、エチオピア、フィジー、インドネシア、ラオス、レソト、モザンビーク、南アフリカ)が帯広市立つつじヶ丘小学校を訪問し、6年生40名、すこやか学級13名の児童と交流しました。

到着後、はじめに6年生の児童による校舎案内がありました。
どの教室に行っても、他の学年の児童たちが教室の外まで出てきて出迎えてくれて研修員は大感激。
各所で児童たちと自己紹介をしあったり、ハイタッチやハグをしたりなどして交流を深めました。

校舎案内の後は、6年生の理科の授業に参加させていただきました。小学校理科教育の質的向上を学ぶ研修員にとって、実際の授業や実験の様子を間近で見ることができるのはかなり貴重な体験。自前の白衣を身にまとい理科室へ向かい、「理科のおもしろ実験」と題した、水溶液を使った3つの実験を一緒に体験しました。

洗濯のりを使った「割れにくいシャボン玉作り」では、児童が作ったシャボン玉を手に乗せ、本当に割れにくいかどうか確かめる実験がありました。
研修員からは、「自宅にある身近なものを使った実験というのがとても良いアイデアだと思った。児童の実験への姿勢も素晴らしかった。」との声がありました。

理科の実験の後は、いよいよ交流会。
まずは児童の皆さんから歓迎の気持ちを込めたよさこいソーランの披露と歓迎のご挨拶をいただきました。
その後は、研修員が6年生学級とすこやか学級に分かれそれぞれ活動をしました。
6年生との交流では、研修員が自己紹介をし、その後グループに分かれて自国紹介やクイズ大会をしました。

サキウサさん(フィジー)のグループでは、児童の皆さんにフィジーの国旗が配られ、みんなで国旗を振る場面も。
レオナルドさん(ボツワナ)は民族の伝統的な冠を持参していて、児童たちから「かっこいい!」「おぉー!」などと歓声があがっていました。
アバタさん(エチオピア)のスライドに対して児童から「アバタさんもこんな風に作られた家に住んでいるの?」と質問があり、アバタさんが「イエス」と回答をすると驚いた様子でした。日本の様式とは違う建物や文化に触れ、印象に残る体験になったようでした。

すこやか学級でも、同様に研修員の自己紹介・国クイズを行いました。
正解者には、アマルさん(インドネシア)が持参した栞の景品付き!児童の皆さんは張り切ってクイズ大会に参加してくれました。
クイズの後は、児童からの自己紹介と自己紹介カードのプレゼントがありました。
似顔絵や将来の夢などが書かれた自己紹介カードをもらったアマルさんとアサッドさん(バングラデシュ)はとても嬉しそうに、交流の時間が終わってからもカードを眺めていました。
最後に、すこやか学級の児童全員による太鼓の披露がありました。大迫力の太鼓の演奏に、大盛り上がりの教室でした。

交流会の最後に、お互いにお礼の言葉を伝え合い、研修員のマスィーさん(南アフリカ)から「素敵な子どもたちと素敵な交流ができて本当に楽しかった。本当にありがとう。」との言葉がありました。

つつじヶ丘小学校の皆さん、ありがとうございました!
一緒に理科の実験をしている様子をJICA北海道(帯広)Instagramに掲載しています。ぜひご覧ください。

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