【長期研修】SDGsのヒントを鹿追町で発見!JICA研修員が学んだ“循環型まちづくり”
2026.03.30
2026.03.30
第2回目の地域理解プログラムでは、JICA長期研修員22名が鹿追町のバイオガスプラントや大規模牧場の現場に足を運び、酪農・観光をつなぐ地域の工夫や「地域と自然が循環するしくみ」を学び、体感してきました。
日本の“地域ならでは”の取り組みを題材に、JICAの長期研修員(留学生)が日本各地の実践経験・具体例から学ぶプログラムです。地域の人たちがどのように協力し課題を解決してきたのかを知り、自分の研究や母国の課題解決へ活かすことを目指しています。
北海道・鹿追町で「バイオガスプラントを核とする地域循環型のまちづくり」を学んできました。
鹿追町環境保全センターでは、廃棄物をエネルギーとして活用する取り組みや、発電時の排熱を活かしたチョウザメ養殖・マンゴー栽培といった先進的なカーボンニュートラルの実践例を視察しました。
昼食は、地産食材を「大草原の小さな家」にて美味しくいただき、午後からは、東瓜幕協和生産組合「カントリーホーム」での大規模牧場、酪農システムの見学、牧草地スノーシュー体験を通じて、町・人・環境にやさしい循環のしくみを体感しました。
世界の課題である「持続可能性」について興味津々!
質問が止まらない研修員たち。
養殖されている水槽の、そして骨のチョウザメを見比べ、大興奮。排熱をリサイクルしてできるキャビアやマンゴーにとても驚いていました。
約600頭規模の酪農現場やICTの活用、六次産業化など、たくさんの質問へのご対応、ありがとうございました!
「研究と教育の両面で将来の連携に手応えを感じました。私の研究分野では、機能性食品へと活用する視点が、母国の人々の健康に役立つと感じました。学びの機会と温かい交流に感謝します。機能性食品の研究を通じ、人々の健康に貢献できる形でこの経験を母国に持ち帰ります。」
「環境を守るための技術や工夫を見ることができた。温室でのマンゴー栽培や大規模な酪農の運営など、自国にはない現場の発見がたくさんありました。現場での丁寧な説明に感謝します。学んだゼロカーボンの発想を、自国の畜産・農業の実践につなげます。」
研修員たちは今回の鹿追町への訪問を通じて、身近な資源を無駄にせず循環させる取り組みが、日常の暮らしに活かされていることを体感しました。
バイオガスによるエネルギーづくり、排熱を利用したチョウザメ養殖やマンゴー栽培などによる循環型社会づくり、地球温暖化防止への貢献、地域産業の活性化など「地域の課題を、地域の力で循環させて解決していく姿」にふれられたことで、帰国後の研究や地域づくりに活かすための具体的なヒントをそれぞれつかんだようです。鹿追町の皆さまとの交流によって、日本、そして北海道への想いがより深まった1日となりました。
JICA北海道(帯広)の長期研修員は、帯広畜産大学、北見工業大学にて2年から3年ほど、それぞれの地域で暮らしながら研究を行っています。見かけたらぜひお声がけください!