【研修コース】農業・農村DX/スマートフードチェーン共創に向けた産官学人材育成(B)コース修了報告
2026.09.11
2026.09.11
2026年度の課題別研修「農業・農村DX/スマートフードチェーン共創に向けた産官学人材育成(B)」コースを以下の内容で実施しました。
各国で産官学を通じて農業・農村DX/スマートフードチェーン/スマート農業を構築・推進するために、行政の観点から必要な知識を習得する。
2026年6月から7月にかけて、JICA北海道(帯広)では課題別研修「農業・農村DX/スマートフードチェーン共創に向けた産官学人材育成(B)」を実施しました。アルゼンチン、ブラジル、コスタリカ、ドミニカ共和国、エルサルバドル、グアテマラ、パラグアイから8名の研修員が参加し、農業分野におけるデジタル技術の活用について学びました。
研修期間中は、スマートフードチェーンや農業DXに関する講義に加え、ロボットトラクター、農業用ドローン、IoT技術、リモートセンシングなどに関する実習や討議を実施しました。また、各国の現状や課題を共有しながら、自国での活用を見据えたアクションプラン(行動計画)の作成にも取り組みました。
十勝地域では、更別村における農村DXの取組みや、JA帯広かわにしの実証圃場、スマート牛舎を導入する牧場、北海道立農業大学校、農業機械メーカーなどを訪問し、地域の関係機関や農業現場で活用されている技術について理解を深める様子が見られました。北海道大学での視察や講義も行われ、研究分野での取組みに触れる機会となりました。
実施後のアンケートでは、講義と現地視察を組み合わせた構成が実践的な学びにつながったことや、ドローン、IoT、ロボット農機などの内容が特に役立ったとする回答が多く見られました。また、日本の農業や地域の取組みに対する理解が深まったとの意見も寄せられています。
研修の成果として、各研修員が作成したアクションプランで取り組むこととして掲げた、地域の産官学の連携や、中小規模農家のDX化推進が期待されます。
また、福利厚生事業で帯広畜産大学敷地内にある上川大雪酒造 碧雲蔵で、碧雲蔵ができるまでの経緯や帯広畜産大学との連携、日本酒の製造工程、碧雲蔵のこだわりについて講義いただき、その後に試飲を通して日本文化への理解を深める機会をいただきました。南米では日本酒はほとんど作られていないものの、日系人による日本文化が根付いており、研修員にとって親しみがある貴重な経験でした。
自国状況についてのレポート発表後、講師の皆様との集合写真
北海道農業大学校様での講義
佐藤牧場様への視察
上川大雪酒造碧雲蔵様での日本酒講座