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【開催報告】JICA海外協力隊グローカルプログラム(派遣前型)in芽室町 最終報告会を開催

2026.09.09

3名のグローカルプログラム実習生が芽室町での学びと成果を発表

2026年8月25日、芽室町の「めむろーど」において、同町でのJICA海外協力隊グローカルプログラム(派遣前型)の最終報告会が開催されました。当日は、多くの町民や関係者が参加し、JICA海外協力隊として派遣を控える3名のグローカルプログラム実習生が、約2か月半にわたる芽室町での活動成果や学び、今後の抱負について発表しました。
報告会の冒頭では、受入れ先団体代表の及川雅敦様からJICA海外協力隊とグローカルプログラムの概要について説明がありました。芽室町では2024年度から受入れを開始し、これまで延べ10名のグローカル生を受け入れていただきました。「地域での活動と対話は、未来につながる種になる」と、これまでの取り組みを振り返りました。

多くの関係者が集まった会場

「人とのつながり」を形に

マラウイで理科教育隊員として活動予定の三宅真由(みやけ まゆ)さんは、「自分のスキルを活かして地域の役に立つこと」と「よそ者として地域に溶け込むこと」を目標に活動しました。
理科教員としての経験を活かし、「ペットボトルロケットワークショップ」を実施。地域イベントでは多くの子どもたちが参加し、科学の楽しさに触れる機会を提供しました。また、芽室町で出会った人々をつないだ「人のつながりマップ」を作成。町長をはじめ、地域で活躍する人々へのインタビューを通じて、町の魅力である人と人とのつながりを可視化しました。

さらに、SNS運用やイベント広報用ポップの制作など情報発信にも積極的に取り組みました。
活動を振り返り、「正解を探すのではなく、対話しながら進めることの大切さを学んだ。困ったときは一人で抱え込まず相談することで、新たな気づきやヒントが得られた」と語りました。
今後マラウイでは、「地域への関心を持ち、とにかく外に出て人とのつながりをつくること、多様な視点を持つことを大切にしたい」と意欲を示しました。

三宅真由さん

食と観光の魅力を発信

エチオピアで観光分野の活動を予定する森村妃愛(もりむら ひなり)さんは、「食と観光」をテーマに活動しました。農業や酪農体験、町内施設での活動を通じて地域を知る中、芽室町の特産品を楽しめる飲食店を紹介する「特産品飲食店マップ」を制作。9店舗への取材や撮影、デザイン作成までを一人で行い、町外から訪れる人にも分かりやすい内容にまとめました。
また、芽室産ごぼうの魅力を英語で発信するSNS投稿や、公共交通機関の利用促進を目的とした「公園おでかけマップ」も作成。地域住民や来訪者の目線を意識した情報発信に力を注ぎました。

「人とのつながりこそが地域の魅力だと感じた」と振り返る森村さん。活動を通して、「頼れる存在がいることのありがたさ」を実感したと話し、エチオピアでも地域との関わりを大切にしながら、観光資源の魅力発信に挑戦したいと述べました。

森村妃愛さん

バドミントンのワークショップを実施

グアテマラでバドミントン指導に携わる予定の尾形翼さんは、自身の競技経験を活かしながら、地域の子どもたちや高校生との交流を積極的に行いました。
白樺学園高校では、自身の留学経験や国際理解についてのワークショップを実施。海外への関心や、多様な価値観を尊重する大切さを伝えました。また、バドミントン少年団では技術指導だけでなく、「仲間を大切にすること」「感謝を伝えること」など、人間性の成長を重視した関わりを実践しました。

地域イベントでは飲食ブース運営やPR活動にも主体的に参加。活動を通して、「相手のニーズを知り、人と関わりながら一緒にイベントをつくることの大切さを学んだ」と語りました。
将来的には、英語キャンプの開催やバドミントンを通じた国際交流など、芽室町と世界をつなぐ取り組みを続けたいという夢も紹介。「海外協力隊の活動を終えたあとも芽室町に戻ってきたい」と力強く話しました。

尾形翼さん

終わりではなく、新たなスタートへ

講評では、JICA北海道(帯広)代表根本が、「2か月半は何かを成し遂げるには短い時間だが、地域とのつながりや活動のきっかけをつかむことができた。この経験を任国での活動につなげてほしい」と激励しました。

また、手島旭芽室町長は、「海外での活動でも結局は人と人との関係が大切。自ら飛び込み、心を開いて関わることを忘れず頑張ってほしい」とエールを送りました。さらに、「将来的には歴代グローカル実習生が再び芽室に集まる同窓会を開きたい。芽室を第2、第3のふるさととして覚えていてほしい」と期待を寄せました。

芽室町での経験を糧に、世界へと羽ばたく3名。地域での出会いや学びを胸に、それぞれの任国で新たな挑戦をスタートさせます。

手島芽室町長とグローカル実習生

芽室町での2か月半の活動は、多くの町民の皆様との出会いと温かいご支援に支えられた貴重な時間となりました。
地域の皆様からいただいた学びやつながりは、参加者一人ひとりの大きな財産です。
心より感謝申し上げるとともに、この経験を胸に、それぞれの任国での活動に挑戦していく3名が、今後も芽室町とのご縁が続いていくことを願っています。

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