国際協力・開発教育関連図書

教材『新・貿易ゲーム 経済のグローバル化を考える』

制作・発行:開発教育協会・かながわ国際交流財団
(注)対象:小学校高学年~大人
人数:12人~40人

「貿易ゲーム」は、1970年代に英国のNGO、クリスチャン・エイド(Christian Aid)によって開発されたシミュレーションゲームです。このゲームは、世界の貿易を疑似体験することを通じて、

を狙いとしています。本書は、身近なものを使うだけで実施でき、子どもから大人まで夢中になれる参加型の学習を行うための格好のテキストです。

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『幻のアフリカ納豆を追え!』

著者:高野 秀行

西アフリカに「ダワダワ」という納豆らしき発酵食品があることを耳にしていた著者は、アフリカの納豆探検をナイジェリアからスタートし、セネガル、ブルキナファソとエリアを広げて幻の納豆を追い求めます。
納豆はハイビスカスやバオバブからも作られていたってホント!?
本書は、著者の執念と狂気の取材から世界の様々な未確認納豆の真実に迫る、知と食欲を刺激する前人未踏のミステリー冒険譚です!

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教材『スマホから考える 世界・わたし・SDGs』

発行:開発教育協会
(注)対象:中学生以上
人数:20人~40人

スマホ一台の重さはたった200グラム前後。とても小さな機器なのに、インターネットから写真撮影、音楽視聴など、パソコンとほぼ同じような機能を持っています。この小さなカタマリの中に、どれくらいの数の、どんな部品が入っているのでしょうか。また、それらは世界のどこから来ているのでしょうか。
本教材は10のワークから構成されており、すべての学習活動は、参加型(アクティブ・ラーニング型)で行うようになっています。それぞれのワークから体感できる実際問題について、自分たちに何ができるか考えることを目的としています。

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教材DVD『スマホの真実-紛争鉱物と環境破壊とのつながり-』35分

(注)関連教材:「スマホから考える 世界・わたし・SDGs」
私たちの暮らしになくてはならないものになりつつあるスマートフォンや小型電子機器。それらをつくるためには20種類以上の鉱物が必要とされています。
本フィルムは、私たちが日々意識しないスマートフォンの内側に隠された調達の真実や見えない本当のコストなどに迫ります。

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『草原の国キルギスで勇者になった男』

著者:春馬 豪太郎
発行者:佐藤 隆信

満たされぬ日々を送っていた学生時代、突然、冒険に開眼した著者は中央アジアの秘境・キルギスに降り立ちました。臆病馬と秘境探索、イヌワシとの共同生活、誘拐婚に遭遇するなど、ゲームの世界でしかありえないようなことばかりに巻き込まれていきます。
自身のスキルと最新ガジェットを武器に、難敵に挑む著者の行方はいかに?
読者も著者と冒険しているような感覚で読み進められる、新感覚ノンフィクションです!

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『こどもSDGs』

監修:秋山 宏次郎
著者:バウンド

近年では、毎日のように耳にする「SDGs」(持続可能な開発目標)。しかし、「自分にはまだ遠いこと」と捉えている方も多いはず。
本書は、そんな方向けに、なぜSDGsが必要なのか、身近な課題と一人一人が取組める問題解決を事例写真とともにわかりやすく紹介しています。

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『地政学でわかる わたしたちの世界』

著者:ティム・マーシャル
絵:グレース・イーストン&ジェシカ・スミス

地政学を可能な限りシンプルに、そして立体的にとらえた本書は、親しみやすい地図とイラストで世界旅行を味わうようなワクワク感を与えてくれます。地政学って何だろうという興味もわいてきます。
国際情勢が大きく変わろうとしている今日。世界で起こる事態を理解するために、本書から得られる地形に注目した見方をもってすれば、世界中のあらゆる場所に応用できるようになります。

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『世界を変えた15のたべもの』

文:テレサ・ベネイテス
絵:フラビア・ソリーリャ

「私たちが毎日食べる食べ物にそんな歴史があったなんて!」
そんな想像もできない食べ物の驚きの誕生秘話を芸術的なイラストで教えてくれるのがこちらの本。15の食べ物のストーリーが絵本のように紹介されており、三ツ星レストランシェフ伝授のホットチョコレートやカボチャスープのレシピも公開されています。
読んで、知って、食べてみて…。いつもの食べものでちょっとワクワクする時間をすごしてみませんか。

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『プラスチックモンスターをやっつけよう!』

監修:高田 秀重
絵:クリハラ タカシ
編:クレヨンハウス編集部

ペットボトルやレジ袋、食品ラップなど、プラスチックでできたものはとても便利で、私たちの周りにはたくさんあります。
しかし…これらはとても危険なモンスターだったのです!
本書は、プラスチックの衝撃的な事実とその解決案について、豊富なイラストと写真でわかりやすく説明されています。
日本では、レジ袋が有料になり、環境保全に対する意識が少しずつ高まってきているので、ぜひ読んでおきたい一冊です。

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『さがす』

著者:長倉 洋海(ながくら ひろみ)
発行所:アリス館

「ぼくっていったい何なのだろう。自分の居場所ってあるのかな?」-
世の中の多くの人が一度は考えるこの疑問。著者もその中の一人で、答えを探すため、カメラを手に世界を駆け巡りました。
戦火の中や秘境の地など、たくさんの場所、異なる環境の中で生きる人々を捉えた数々の写真は、"生きる意味"をさまざまな角度から読み手側に見出してくれます。

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『ようこそ 南アジア 世界へ』

編者:石坂晋哉・宇根義己・船橋健太
発行:杉田 啓三

世界人口のおよそ4分の1を占める南アジア。「貧困」「停滞」のイメージが過去のものとなり、「発展」や「新興国」といった新たなキーワードで語られるようになりました。
本書は、国際的に存在感を増すこの地域の全体像を正しく捉えるため、政治や宗教、伝統など最新の研究成果をわかりやすくまとめた入門書です。

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『本当の貧困の話をしよう』未来を変える方程式

著者 石井光太
発行所 文藝春秋

どうやれば、貧困から脱出できるのか、
どうやれば、人生を輝かすことができるのか、
どうやれば、社会や生活をより良いものに変えることができるのか-。
本書は、そんな疑問を、著者が実際に調査した国内の貧困問題、海外のスラム街、ストリートチルドレンなどの現場を事例に紐解いていきます。
特別な才能や権力がなくても、一歩踏み出せば、誰にでも新たな道を開けるものだと実感できる一冊です!

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『世界で私を好きになる』

監修 財団法人オイスカ
取材・文 千葉 章仁

新しい自分を探すために、スタディーツアー(体験学習をするための団体旅行)に参加し、フィリピンやエクアドル、カナダ北西海岸などを訪問した5人の女性。
わざわざ長期休暇を取って遠い海外に行き、電気も水道もない、電話すら通じない環境に身を置いたのに、現地で得られたそれぞれの学びや気づきはじつに明るく、イキイキとした内容ばかり。こんな考え方や物事の捉え方もあるのだと、読み手の視野を広げてくれる一冊です。

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『2年間の旅日記』

著者 五十嵐 龍夫
発行者 五十嵐 龍夫

元JICA・シニア海外ボランティアとしてパラグアイに派遣された著者。活動記録はもとより、パラグアイの生活や文化について豊富な写真とともに詳しく記されています。これから海外協力隊を考えている方、また、国際協力に関心のある方へ大変参考になる一冊です。

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『チョコレートと青い空』

作 堀米 薫
絵 小泉 るみ子

ガーナという国の名前を聞いて、カカオやチョコレートを連想し、一瞬ワクワクしてしまう人が多いでしょう。本書にメインとして登場する専業農家の家族もそうでした。しかし、ガーナからの農業研修員エリックさんを1か月間受け入れたことで、チョコレートとカカオの衝撃的な実態を知ることに。エリックさんとの生活をきっかけに、家族のこれまでの考え方や行動の変化に目がはなせない一冊です。

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『南米チリをサケ輸出大国に変えた日本人たち』

著者 細野 昭雄
発行所 ダイヤモンド・ビッグ社

お寿司のネタや、おにぎりの具材として人気のサケ。身近なスーパーで売られているサケのほとんどが「チリ産」とあるように、南米チリは、サケの世界2大輸出国の一つです。
しかし、かつてこの地にサケはいなかったことを信じられるでしょうか。ゼロからスタートした養殖が、世界的産業までに発展した背景には、現地の人々と力をあわせて地道に取り組んだ日本人たちの姿がありました。
本書は、知られざる国際協力の貴重な記録がつづられています。

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『友情の輪 パプアニューギニアの人たちと』

著者 日野 多香子
発行者 水野 博文

南太平洋に浮かぶ大きな島国パプアニューギニア。この国では多くの人が密林の中や険しい山の奥地、点在する島などの厳しい環境で暮らしています。水道や電気が通っておらず、トイレもない村で、不衛生な環境に悩む人たち。そんな人々の命と健康を守るため、キリスト教団体「救世軍」から派遣された若い日本人夫婦がいました。さて、夫婦はどのようにして課題を解決していくのでしょうか。現地の人々との心の交流が描かれ、小学生でも読めるよう工夫された一冊です。

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『西アフリカの教育を変えた日本発の技術協力』ニジェールで花開いた「みんなの学校プロジェクト」の歩み

著者 原 雅裕
発行所 ダイヤモンド・ビッグ社

サハラ砂漠の南端につながる西アフリカの内陸国ニジェール。めぼしい天然資源もなく、国民の60%が1日1ドル以下の生活を強いられる世界で最も貧しい国の一つだ。
著者の原雅裕氏はJICA企画調査員としてフランス語圏アフリカの開発政策・教育分野の企画調査にたずさわり、2003~2008年、ニジェール「みんなの学校プロジェクト」のチーフアドバイザーとして「地域住民の参加による学校運営」という新しい教育モデルを地域に根づかせました。
本書に記されたプロジェクトの長く険しい道のりを是非ご一読ください。

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『紙の建築 行動する 震災の神戸からルワンダ難民キャンプまで』

著者 板 茂
発行所 株式会社 筑摩書房

「紙の建築」と聞いて、まさか紙で人が使う建築物を造るわけじゃないよね、と誰しもが思うでしょう。でも実はそのまさかです!
「紙は進化した木だ」と言うのは著者で日本を代表する建築家の板茂氏。「水」、「火」、「強度」など、紙が持つ難点をすべて解決し、実証し、世界でも例を見ない紙の建築を日本で実用化しました。その後は東アフリカのルワンダ難民キャンプのシェルターとして、またニュージーランドでは、大地震で崩壊した大聖堂跡に紙の聖堂を建設するなど、実用例は様々です。
自分の今までにやってきたことを、何か社会のために役立てたいという気持ちから、ボランティア活動を続けてきた板氏のチャレンジは、ボランティアや建築、NGO、国連活動に興味のある人が、何かのヒントを得られるような一冊です。

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『バターが買えない不都合な真実』

編著 山下 一仁
発行所 株式会社 幻冬舎

2014年からバターが不足し、スーパーに行くと今でも「バターは1人1つ」などの制限が書かれた張り紙を目にします。なぜこんなにもバター不足が続いているのでしょうか。農水省は、その理由を「生乳の生産量が落ちたから」などと説明。
しかし、元農水省の官僚で農政アナリストの山下一仁氏は、「それはうわべの事情にすぎず、実際はバターを作る過程で同時に生成される‘あるもの’が強い影響力を持っている」と指摘します。
バター不足が起きた本当の理由や、これまで外部にさらされることのなかった酪農・乳業・牛乳・乳製品の世界に隠されている、複雑な事情や秘密に迫る一冊です。

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『バッタを倒しにアフリカへ』

著者 前野 ウルド 浩太郎
発行所 株式会社 光文社

著者の子どもの頃からの夢は、なんと「バッタに食べられたい」ですって!虫をこよなく愛し、虫に愛される昆虫学者になりたかったという著者。
アフリカではバッタが大発生して農作物を食い荒らし、深刻な飢饉を引き起こしていることを知った著者は、バッタが大発生することで定評のある西アフリカのモーリタニアに単身渡航。
しかし、待ち構えていたのは大干ばつの影響で肝心のバッタがいない、無収入に陥るなどの不幸続き。果たして著者の行方は?
本書は著者が人類を救うため、そして、自身の夢を叶えるためにバッタと大人の事情を相手に繰り広げた死闘の日々を勢いたっぷりの文章で綴られた一冊です。

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『マサイのルカがスマホで井戸を掘る話』

著者 ルカ・サンテ、GO飛鳥
発行所 株式会社 学研プラス

ケニアのマサイ族について、テレビや本でご覧になったことはありますか。
本書はマサイ族の生活はもちろん、仕事やファッション、子育てなど、私たちが思う素朴な疑問をユーモア溢れる写真とストーリーで次々と解決してくれます。便利で安全な生活環境にいる私たちには、決して想像もつかないようなマサイ族の生活の工夫や斬新な過ごし方に対して、ボケ、ツッコミを交えながら取材をする著者に思わず笑ってしまう一冊です。

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『わたし、南の島で先生しました』

編著 奥野 歩
発行所 株式会社 翔雲社

国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊と聞いて、頭に浮かぶことは何ですか。技術者が現地に赴きインフラを整備したり、医学分野の方たちが現地の医療改善、指導することなどを思い浮かべる方が多いでしょう。実際、派遣される職種は100を超え、内容は日本語教師、音楽指導、柔道や水泳の指導、カメラ撮影技術の指導など様々。
本書を手掛けた奥野歩さんは、ミクロネシア連邦にあるポンペイ島のカトリック小学校で音楽を教えていました。現地派遣から帰国まで、目まぐるしく過ぎていく斬新な日常が読者を夢中にさせる文章表現で綴られています。読者があたかも現地で彼女の活動を見学しているかのような気分になる、そんな一冊です。

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『未来を変える目標SDGsアイデアブック』

編著 一般社団法人 Think the Earth
監修 蟹江憲史 マンガ ロビン西

SDGs(エス・ディー・ジーズ)=持続可能な開発目標という言葉を新聞やニュースで耳にしたことがありますか。
これは2030年までに先進国も新興国も途上国もみんなで協力してより良い未来をつくろうと国連で決まった17個の目標を意味します。本書では「人や国の不平等をなくす」、「住み続けられるまちづくり」、「つくる責任、使う責任」など、それぞれの課題について個人から企業までの未来を変える斬新なアイデアを楽しいイラストや漫画と共に紹介。子どもから大人まで未来へ向けた「世界の今の取り組み」が楽しく学べる一冊です。

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『シャプラニール流 人生を変える働き方』

発行所 株式会社エスプレ

“国際協力”という壮大な言葉にどこか難しさを感じていたタレントの藤岡みなみさん。開発途上国で働く人やそのサポートをする人が感じた“縁”や“つながり”から、「世界を変えるのは、あくまでも個人の個人的な想いだと確信した」と綴られています。難しくない、もっと身近な“国際協力”を感じる1冊です。

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『ぼくは13歳 職業、兵士。』−あなたが戦争のある村で生まれたら

著者 鬼丸昌也、小川真吾
発行 合同出版株式会社

世界には5歳で強制的に小型武器を持たされ、兵士にされた子どもたちがいるのをご存知ですか。
人を殺す練習をさせられたり、麻薬、アルコールで恐怖心を麻痺させ、地雷探知機として危険な地雷原を歩かされたり、軍隊から厳しい処罰や任務を強いられた、困難で恐ろしい子ども兵の問題が書かれています。今でも心の傷や後遺症で苦しむ子どもたちから、平和の中にいる私たちに向けた大切なメッセージが込められた一冊です。
是非ご一読ください。

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『世界のだっことおんぶの絵本 だっこされて育つ赤ちゃんの一日』

文 エメリー・バーナード
絵 ドゥルガ・バーナード
監訳 仁志田博司/園田正世
発行 メディカ出版

世界中の赤ちゃんは、どんなふうにだっこやおんぶをされているのでしょうか。グアテマラの山に住む赤ちゃん、バリ島に住む赤ちゃん、中央アフリカの熱帯雨林に住む赤ちゃん、北極の入り江に住む赤ちゃんなど、世界中の赤ちゃんのだっこやおんぶのされ方や、その地域の人々の生活風景を伝えます。

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