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【KOSEN KYORYOKUTAI ~高専×JICA海外協力隊~】長岡デスク原さんからの現場レポート!

2026.02.25

【KOSEN KYORYOKUTAI 帰国報告会:ロボットと昆虫、別次元の「マニア」が共鳴する!】

 高専には色々な「マニア」が集まってきます。そして、何かのきっかけでマニア同士が共鳴した時、そこにイノベーションが生まれるのではないでしょうか。

 JICA長岡デスクの原です。今日は、先日茨城高専で行われた「KOSEN KYORYOKUTAI」の参加者報告会について、私なりの「熱量」で切り込んでみたいと思います。

『昆虫愛、全振り。藤原くんが見せた「マニア」の底力』

藤原君と早川隊員とのコラボ活動の様子

 今回の報告会の主役は、昨年8月にKOSEN KYORYOKUTAIとしてマレーシアで活動した茨城高専生の藤原 颯真さんです。

 9月に帰国し、既に一度活動報告を終えていた彼。同じ内容では参加学生も退屈するだろうと、今回は「昆虫愛に全振りしてほしい」とリクエストしました。彼は愛読書を手に、いかに昆虫が好きか、今回のマレーシアでどんな幸せな体験があったか、そして将来は昆虫の機能を社会実装する「バイオミメティクス」の研究がしたいという、まさにマニアな夢を熱く語ってくれました。

 その熱意に応えるように、現地マレーシアで彼を受け入れた早川隊員からも「高専生のスキルは協力隊の活動に大きな価値がある。ぜひ来年も来てほしい」というビデオメッセージが届きました。

 報告会後、奇跡的にマレーシアにいる早川隊員と回線がつながり、藤原さんと早川隊員がオンラインで再会。二人が楽しそうに現状と未来を語り合う光景は、教室に残っていた学生たちの心をほっこりさせる、温かな「ぬくもり」に満ちていました。

※藤原さんの現地活動
JICA東京instagram
【高専生からのレポート】共創プロジェクト~KOSEN KYORYOKUTAI~ | 日本国内での取り組み - JICA

『特別ゲストは、高専が生んだ異能・樋口翔太』

 そして、この場にもう一人のゲストを招きました。株式会社Close代表の樋口翔太さんです。

 実は私、JICAデスクに着く前は高専の教員をしており、彼のことは当時から知っていました。一言で言えば「とんでもなく優秀な学生」。ロボカップ世界大会での優勝、JICA高専オープンイノベーションチャレンジ(KOI)でのケニアでの実証実験を経て、現在は起業しForbesが選ぶ「30 UNDER 30 JAPAN 2024」にも選出されています。

そのような経歴を持つ彼の「高専愛」と「JICAのKOIへの感謝」から、多忙な合間を縫っての登壇が実現したのです。

※JICA高専オープンイノベーションチャレンジ(KOI)について
高専生が挑むアフリカ課題解決 ~JICA×長岡技術科学大学:高専オープンイノベーション(KOI)がキックオフ!~ | 日本国内での取り組み - JICA

第1回KOIの様子 前列中央が樋口さん。

『点と線がつながり、世界へ』

 二人の共通点は、突き抜けた「マニア気質」(最高の褒め言葉です)にあります。昆虫を愛し、その情熱で世界を塗り替えようとする藤原さん。ロボットを愛し、社会実装に突き進む樋口さん。
 昆虫とロボットという違いはあるものの、同様に別次元の熱量を持つ二人が出会うきっかけとなった今回の報告会。点と点が線でつながり、新たな何かが生まれる可能性にワクワクします。

 学生にとっては未知への挑戦、現地の隊員にとっては技術的なブレイクスルー。これこそが、JICAが橋渡しをする理想的な形でしょう。

『長岡・茨城から、世界へ』

 報告会終了後、「バレーボールでブラジルに行きたい」「干し芋の調査をタンザニアでしたい」と、熱い志を持った学生たちが相談に来てくれました。かつて高専に属し、今はJICAの人間として活動している私にとって、これほど嬉しい光景はありません。

「高専生×JICA」という掛け算には、無限の可能性があります。 樋口さんや藤原さんのような「尖った才能」が、国境なんて軽々と越えて世界を面白くしていく。そんな未来を確信した一日でした。

 茨城高専の皆さん、最高の時間をありがとうございました!
次年度も、この熱い流れをさらに大きくしていきたい。そう強く思っています。

長岡デスク 原 洋介

報告会の最後に、海外に行きたい人!指5本で参加したいレベルを表現。

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