AFRI CONVERSE 2021 #5「A Prosperous and Peaceful Sahel Attainable Through Greater Investment and Partnership」の開催(JICA-UNDP共催)

掲載日:2021.08.27

イベント |

概要

会議名:AFRI CONVERSE 2021 #5「A Prosperous and Peaceful Sahel Attainable Through Greater Investment and Partnership」の開催(JICA-UNDP共催)
開催日: 2021年8月27日
主催:国際協力機構(JICA)、国連開発計画(UNDP)
場所:ウェビナー

主な参加者

パネリスト

  • UNDP総裁補兼危機対応局長 岡井 朝子氏
  • JICA上級審議役 加藤 隆一氏
  • 政策研究大学院大学(GRIPS) 上江洲佐代子氏
  • 国土行政・地方分権化省 地方自治体総局 国際協力パートナー部局二国間課長 バカリー・コネ氏

モデレーター

  • UNDP駐日代表 近藤 哲生氏

背景・目的

「AFRI CONVERSE」は、アフリカ開発に関係する個人・団体のネットワーキングと意見交換を目的とした JICA・UNDP共催のイベントシリーズです。第7回アフリカ開発会議(TICAD7)における議論のフォローアップと2022年開催予定であるTICAD8に向けた機運醸成を図るため、2020年6月より、隔月に開催しています。

内容

本セミナーでは、貧困、食料危機、砂漠化、政情不安など困難な課題を抱えるサヘル地域における成長機会と課題について、国連開発計画(UNDP)、国際協力機構(JICA)、政策研究大学院大学(GRIPS)、マリ政府関係者からの登壇者が活発な議論を行いました。

JICAからは加藤上級審議役が登壇し、サヘル地域の平和構築には、G5サヘル諸国のアジェンダに則り、アフリカ諸国及び開発パートナーが連携し、国民から信頼される政府づくりと、強靭な社会の形成が不可欠と述べました。また、JICAが取り組むサヘル地域の平和構築アプローチに関する3つの重点分野「ガバナンスと安全保障」「レジリエンスと人間開発」「社会経済インフラの開発」について、具体的事例を交えて紹介しました。

また、マリ政府からは、JICAの研修を通じて日本の地方行政を学んだことのある国土行政・地方分権化省 地方自治体総局 国際協力パートナー部局二国間課長 バカリー・コネ氏が登壇しました。マリのガバナンス強化を支える地域社会の役割と重要性について触れ、政府と市民の信頼関係構築のため地方自治体が実施した活動が紹介されました。また、地方・地域問題の管理への住民参加や地方自治体サービス管理への女性の関与等が重要である点も言及されました。

本セミナーは、引き続き隔月で開催され、2022年にチュニジアで開催予定の第8回アフリカ開発会議(TICAD8)に向けて機運を高めていきます。

セミナーの詳細な内容は、以下のUNDPサイトよりご参照ください。

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