【終了】TICAD7 JICA研究所サイドイベント「アフリカの質の高い成長-持続可能、包摂的かつ強靭な開発を目指して-」

掲載日:2019.08.29

イベント |

イベント内容

1993年以降、日本政府が主導し他機関と共に開催してきたTICADは今夏7回目を迎えます。この間、アフリカ諸国は目覚ましい発展を遂げましたが、同時に構造的な課題や新たなチャレンジに直面しています。今般、長年、アフリカの経済開発について研究を重ねてきたコロンビア大学Initiative for Policy Dialogue(IPD)のジョセフ・スティグリッツ教授を招聘し、特に最近10年間のアフリカの経済構造変化を総括し、今後を展望するとともに将来のTICADの役割を考えます。併せて、JICA研究所とコロンビア大学IPDの第4次共同研究“Quality Growth in Africa”の成果を発表。アフリカにおける持続性、包摂性、強靭性を加味した質の高い成長について、長年アフリカの経済開発に係る研究に従事してきたスティグリッツ教授から示唆を得、政策インプリケーションを引き出し、議論します。

また、今後、国際社会やTICADが果たすべき役割について、パネリストや参加者の間で議論します。

プログラム・当日資料

登壇者

・ジョセフ・スティグリッツ コロンビア大学 教授
1943年生まれ。クリントン政権の大統領経済諮問委員会委員長、世界銀行チーフエコノミストなどを歴任。2001年、「情報の経済学」に関する研究でノーベル経済学賞を受賞。行動する経済学者としても知られ、世界各地を巡りながら経済の現状を冷静に分析する。近著に「スティグリッツのラーニング・ソサイエティ(東洋経済)」。

・アクバル・ノーマン コロンビア大学 教授
世界銀行,IMF(国際通貨基金)、オックスフォード大学、サセックス大学、パキスタン政府経済顧問など幅広い領域で経済学者として活躍。現在、コロンビア大学IPD(政策対話イニシアティブ)上席研究員。著書・論文多数。スティグリッツ教授と以下の編著がある。Good Growth and Governance in Africa: Rethinking Development Strategies (Oxford University Press, 2012)、 Industrial Policy and Economic Transformation in Africa (Columbia University Press, 2015)、 Efficiency, Finance and Varieties of Industrial Policy (Columbia University Press, 2017)、 Quality of Growth in Africa (Columbia University Press,2019)

・ハローン・ボラット ケープタウン大学 教授
経済学者であり、ケープタウン大学開発政策研究所の代表。労働経済学、貧困問題や所得分布など幅広い領域で、多数の著書や論文を発表。ブルッキングス研究所のシニアフェローとして活躍しているほか、世界銀行の発刊するEconomic Reviewの編集員を務める等、南アフリカ国内のみならず国際機関でも活躍。

・ペドロ・コンセイソン UNDP人間開発報告書室長
2019年1月より現職。人間開発報告書室長であり、同書の筆頭著者でもある。これまでUNDPにて、政策・プログラム支援局 戦略政策ユニット長、アフリカ局チーフ・エコノミスト等を歴任。著書・論文多数。

・島田 剛 明治大学 准教授、JICA研究所 招聘研究員

その他のJICAサイドイベント情報の一覧はこちらからご覧ください。
・TICAD7 2019 JICAサイドイベント参加登録サイト

問い合わせ

JICA研究所 森実
メール:ditas-rsunit@jica.go.jp

申し込み方法

このイベントは終了いたしました。