【終了】国際大学・JICA緒方研究所共催ナレッジフォーラム 「複合的危機における安全保障と開発協力」 —ウクライナ問題の衝撃と政治・経済・人間の安全保障を考える—

掲載日:2022.12.16

イベント |

イベント内容

新型コロナの感染拡大による社会経済や政治への広範な影響が未だ残る中、今年2月にはロシアによるウクライナ侵攻が勃発し、危機の上の危機、すなわち複合的危機が生じ、極めて不安定な状況に陥っています。例えば、ウクライナ侵攻に伴う両国からの輸出停滞により、世界的に食料・エネルギーの供給不足が生じ、人々の暮らしに大きな影響を与えています。また、各国における物価上昇や、通貨の大幅な下落、債務状況の悪化に加え、中国経済の減速等、国際的にマクロ経済見通しが悪化しています。さらに、気候変動対策の遅れなど、従来からの深刻な課題も累積しています。

今日の複合的危機は、開発途上国、中でも特に脆弱な立場に置かれた人々に対して、より深刻な影響を及ぼすと考えられ、人間の安全保障の観点から重大な脅威となっていることも忘れてはいけません。

本ナレッジフォーラムでは、国家(政治)の安全保障、経済の安全保障、そして人々に焦点をおく人間の安全保障の各視点から、今日の複合的危機のもとでの世界の諸課題を明らかにし、レジリエンス強化と安定化のための方策について議論します。

プログラム

16:00~16:05 開会挨拶

16:05~16:35 パネリスト発表
・問題提起:山口昇 国際大学教授/JICA緒方研究所 特別客員研究員(モデレーター)
・国際政治の視点:高原明生 JICA緒方研究所長
・国際経済・経済安全保障の視点:田所昌幸 国際大学特任教授
・人間の安全保障・開発協力の視点:牧野耕司 JICA緒方研究所副所長

16:35~17:05 パネリスト間のディスカッション

17:05~17:25 参加者からの質疑応答・ディスカッション

17:25~17:30 閉会挨拶

問い合わせ

JICA緒方貞子平和開発研究所(担当:梶野)
メール:ditas-rsunit@jica.go.jp

申し込み方法

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