JICA緒方研究所

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ブルッキングス研究所の若手研究者がJICA研究所を訪問

2017年3月3日

ブルッキングス研究所の若手研究者、管理部門スタッフ13人が2017年2月20日、外務省が進める日本と北米地域の青少年国際交流事業「KAKEHASHI Project」の一環として、JICA研究所を訪問しました。

質問するブルッキングズからの参加者
質問するブルッキングズからの参加者

このプロジェクトの目的は、日本と北米地域の友好関係を築くとともに、北米地域の若者たちに日本の理解を広めることです。JICA研究所の訪問は、参加する若手研究者たちの希望で実現しました。JICA研究所とブルッキングス研究所は、貧困削減や脆弱性、包括的成長、持続的な開発目標(SDGs)の分野において共同研究プロジェクトを実施しています。

訪問では、JICA研究所の北野尚宏所長が研究所の役割やアジア・アフリカでの日本の国際協力の経験について説明した後、両研究所の研究者や職員が意見交換を行いました。

議論する両研究所の研究員・職員ら
議論する両研究所の研究員・職員ら

ブルッキングス研究所からの参加者からは、日本の国際協力が日本にもたらす利益、防災や難民支援への取り組みなどについて質問がなされました。特に、JICAやJICA研究所の戦略や強みに関する質問に対しては、JICA研究所側は「ODAプロジェクトを実施しているJICAの各部署と研究所が綿密に連携することで、開発の実務と研究を強く結びつけている」と応えました。JICA研究所側からも、他の開発協力機関との連携をどのように図っているのかなどの質問が出ました。

また、サイロ化の問題(部門間の情報共有や連携がなく孤立する現象)についても共有し、ブルッキングス研究所では昼食を一緒にしながら議論するブラウン・バッグ・ランチや、イントラネット、ポッドキャストの活用、研究者の横断的ネットワークによる共同研究などを通じてその解決に努めていることが披露されました。

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