JICA緒方研究所

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参議院国際経済・外交に関する調査会にJICA研究所の活動を紹介—北野所長

2018年3月6日

参議院国際経済・外交に関する調査会のメンバーと意見交換

2018年2月22日、「参議院国際経済・外交に関する調査会」に所属する参議院議員11人がJICA市ヶ谷ビルを訪れました。同調査会は国際経済・外交をテーマに長期的・総合的な調査を行うことを目的に2016年に設置され、今回の視察もその一環として行われたものです。

同調査会メンバーは、まずJICA市ヶ谷ビル1階にあるJICA地球ひろばでの展示を視察。その後、前田徹理事の司会による意見交換の場では、JICAの事業概要について山中晋一企画部長が説明しました。

書籍などの紹介も交えてJICA研究所の活動について説明する北野所長(中央)

さらに北野尚宏JICA研究所長が、開発途上国の現場を持つ強みを生かし、JICA事業を通じて得た経験やデータを基盤として研究を推進していることを説明しました。研究プロジェクトの具体例として、「東アジアにおける人間の安全保障の実践」や、Global Development Network(GDN)との共同研究「開発のための質と生産性向上~KAIZEN事例分析~」、「新興国の開発協力とその影響に関する研究」などを紹介。これまでの研究成果として、160本以上のワーキングペーパー、18巻のプロジェクト・ヒストリー、32冊の英文書籍の発刊や、200回以上の公開セミナーの開催のほか、国際開発潮流への働きかけとして世界銀行の世界開発報告やUNDP人間開発報告書、UNESCOグローバル教育モニタリングレポートへのインプットを行ってきたことを紹介しました。

調査会からは、JICA事業をどのように国内に還元するのかといった質問のほか、JICA研究所で実施している研究の具体的な内容についても質問が挙がり、同席したゴメズ・オスカル研究員が防災分野の研究を紹介するなど、積極的に意見交換が行われました。

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