研究プロジェクト「日本の開発協力の歴史」バックグラウンドペーパーNo.3「『DAC脆弱国取組原則』起草における一担当者の取り組み」を公開

2019.03.06

JICA研究所の研究プロジェクト「日本の開発協力の歴史」では、60年以上にわたる日本の開発協力の歴史を多様な角度から客観的・実証的に分析することを目指し、現在、研究成果を7冊の書籍にまとめています。

今回、本研究プロジェクトに有益な知見・資料・情報などを提供するバックグラウンドペーパーNO.3「『DAC脆弱国取組原則』起草における一担当者の取り組み」(福田 幸正著)を公開しました。

2007年4月、経済協力開発機構(OECD)開発援助委員会(DAC)は、国際社会が脆弱国に対して開発協力を行う際、国家建設(state-building)を中心的な目的として集中すること、と謳った脆弱国支援の取り組みに関する最初の原則文書「脆弱な国や状況に対する良い国際関与のための諸原則」(Principles for Good International Engagement in Fragile States & Situations)を採択しました。このバックグラウンドペーパーでは、同文書採択から10年が過ぎたこの時点で、同文書起草に携わった当時の主な関係者を集め、国際的な振り返りをJICAが企画することを提案しています。

なお、これまでにバックグラウンドペーパーNo.1「国際開発金融機関を通じた日本の知見の発信に係る考察:世界銀行の事例研究に基づく実態分析と提言」(鈴木博明著)、No.2「戦後アメリカの生産性向上・対日援助における日本の被援助国としての経験は何か—民主化・労働運動支援・アジアへの展開」(島田剛著)を公開しています。今回公開したNo.3と合わせて、以下の関連リンクからご覧いただけます。

今後も順次、バックグラウンドペーパーを公開していきます。

関連する研究プロジェクト

\SNSでシェア!/

  • X (Twitter)
  • linkedIn
トピックス一覧

RECOMMENDこの記事と同じタグのコンテンツ