比較教育学会ラウンドテーブルで「日本の国際教育協力の歴史と展望」を議論

2019.06.26

JICA研究所では、2017年6月から研究プロジェクト「日本の国際教育協力:歴史と現状」を実施しています。同研究は、1950年代から現在までの日本の国際教育協力の変遷や特徴を包括的に記録・分析し、日本の教育支援の成果や課題を明らかにすることで、今後の政策策定やプロジェクトに生かすことを目指してきました。この研究成果として、2019年9月に書籍を東京大学出版会から刊行予定です。

2019年6月7日から9日の3日間にわたり、東京外国語大学府中キャンパスで開催された日本比較教育学会第55回大会では、7日に「日本の国際教育協力の歴史と展望」と題したラウンドテーブルを実施。研究成果としての書籍の刊行を前に、JICA研究所の執筆者として萱島信子JICA上級審議役、黒田一雄客員研究員、杉村美紀客員研究員、辻本温史リサーチ・オフィサーが他執筆者と共に、1)教育協力の変遷に影響を及ぼした要因は何であったか、2)今後どのように変化していくと思うか、3)この歴史から得られる教訓は何か、についてそれぞれ発表を行いました。この発表内容に対し、日本の教育協力の特徴とは何か、日本国内の教育が行き詰まりをみせる中、今後の教育協力はどのような役割を果たすべきかなどの質疑があがり、参加者間で活発な議論が交わされました。

ラウンドテーブルの様子(中央奥左から萱島信子上級審議役、黒田一雄客員研究員)

書籍の構成案、各担当執筆者については、以下の関連情報にある研究プロジェクト「日本の国際教育協力:歴史と現状」からご覧ください。

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