研究プロジェクト「日本の開発協力の歴史」バックグラウンドペーパーNo.6「『人間の安全保障』に見る日本の援助の特色—外務省・JICA文書のレビューより」を公開

2019.10.09

JICA研究所の研究プロジェクト「日本の開発協力の歴史」では、60年以上にわたる日本の開発協力の歴史を多様な角度から客観的・実証的に分析することを目指し、現在、研究成果を7冊の書籍にまとめています。

今回、本研究プロジェクトに有益な知見・資料・情報などを提供するバックグラウンドペーパーNo.6「『 人間の安全保障』に見る日本の援助の特色—外務省・JICA文書のレビューより」(柳原透著)を公開しました。

本稿は、日本の開発援助への導入から現在に至る「人間の安全保障」に関わる言説と活動の経緯を跡付け、活動における成果/意義と限界を明らかにし、日本の援助の特色を示すことを目的としています。①日本の開発援助の「理念」としての「人間の安全保障」とはどのようなものであったか、②開発援助理念としての「人間の安全保障」の「実施方針」「実施体制」「実地活動」はどのようなものであったか、③「人間の安全保障」の理念は日本の開発援助活動にどのような独自の影響を持ったか、④援助理念としての「人間の安全保障」はどのような限界を持ったか、の4つの論題への答えを、外務省とJICAの文書の検討を通して追求しています。

なお、これまでにバックグラウンドペーパーNo.1~No.5を公開しています。今回公開したNo.6と合わせて、以下の関連リンクからご覧いただけます。

今後も順次、バックグラウンドペーパーを公開していきます。

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