研究プロジェクト「日本の開発協力の歴史」バックグラウンドペーパーNo.8「戦後日本における ODA言説の転換過程—利己主義的な見地は如何にして前景化してきたか—」を公開

2019.10.30

JICA研究所の研究プロジェクト「日本の開発協力の歴史」では、60年以上にわたる日本の開発協力の歴史を多様な角度から客観的・実証的に分析することを目指し、現在、研究成果を7冊の書籍にまとめています。

今回、本研究プロジェクトに有益な知見・資料・情報などを提供するバックグラウンドペーパーNo.8「戦後日本における ODA言説の転換過程—利己主義的な見地は如何にして前景化してきたか—」(大山貴稔著)を公開しました。

本ペーパーは、利他主義的な見地/利己主義的な見地という分析枠組みを導入し、日本におけるODA言説の変遷を跡づけたものです。日本のODA言説において利他主義的な見地(国際的に「貢献」するため、人道的な問題を解決するため)が後景化し、利己主義的な見地(「国益」のための「戦略」的な援助を、「顔が見える」援助を)が前景化した経緯を詳らかにすることを目的としています。

なお、これまでにバックグラウンドペーパーNo.1~No.7を公開しています。今回公開したNo.8と合わせて、以下の関連リンクからご覧いただけます。

今後も順次、バックグラウンドペーパーを公開していきます。

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