書籍シリーズ「日本の開発協力史を問いなおす」第7巻『開発協力のつくられ方—自立と依存の生態史』発刊

2021.06.29

JICA緒方貞子平和開発研究所の研究プロジェクト「日本の開発協力の歴史」では、その研究成果を全7巻の書籍シリーズ「日本の開発協力史を問いなおす」にまとめています。2021年5月、その第7巻『開発協力のつくられ方—自立と依存の生態史』(佐藤仁著)が発刊されました。

この書籍シリーズは、開発協力を第二次世界大戦後の日本における国際関係構築の数少ない積極的手段と位置付け、その実態を多角的視点から明らかにするものです。日本の開発協力の対象となった国や人々の声を聞くとはどういったことなのか、日本側の政治的過程や思想の移り変わりはどういったものだったのか、国際協力を歴史的に評価する視座を持ちながら、開発途上国に向けられてきた近代日本の顔に迫り、これまで語られてこなかったアジア・世界の中の日本近現代の歩みをひもといていきます。

多くの国が他国のために開発協力を行うのはなぜか。第7巻『開発協力のつくられ方—自立と依存の生態史』では、この“不思議”の答えを開発協力のプロセスの中に見いだそうとし、日本政府、相手国政府、現場の3つの焦点から開発協力の歴史を振り返り、開発協力をめぐる象徴的な出来事を「自立と依存」の視角から捉えることで、開発協力のつくられ方を説き明かそうとしています。

同書の詳細や購入については、以下のページをご覧ください。

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