JICA緒方研究所

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都市交通インフラにおけるスピルオーバー効果とは?解説動画「Spillover Effects of Urban Transportation」を公開

2021年11月30日

JICA緒方貞子平和開発研究所(JICA緒方研究所)は、JICA社会基盤部と共同で、都市交通インフラの整備によって生じるスピルオーバー効果の活用に向けて取り組みを進めています。これはJICA内で行われた新規事業アイデア公募に部署横断的な有志チームで応募し、実施しているものです。スピルオーバー効果をインフラファイナンスに活用することを目標に、過去のインフラ事業におけるスピルオーバー効果の検証や、都市交通整備の上流段階からのスピルオーバー効果の分析と活用に関するワークフロー案の提案を行っています。

大規模な都市交通インフラの開発には、莫大な資金が必要となります。しかし、インフラが建設されることによって、その周辺地域では民間投資が増え、公共交通志向型の都市開発(TOD:Transit-Oriented Development)が進み、固定資産税などの税収(あるいは固定資産税の課税源となる地価)の継続的な増加が期待されます。これが都市交通インフラの“スピルオーバー効果”であり、インフラの開発に財政的な持続可能性をもたらすと考えられます。スピルオーバー効果をインフラファイナンスとして活用するためには、上流の都市交通マスタープラン段階から十分な議論を行い、相手国政府などと共通認識を形成することが有益と考えています。

このたび、こうしたインフラ開発のスピルオーバー効果とそのインフラファイナンスへの活用の可能性について、考え方の普及を進め、日本国内および開発途上国の実務者との対話や具体的な連携促進に役立つように解説動画を制作しました。JICA緒方研究所の鈴木智良研究員とJICA社会基盤部の川端剛弘職員がスピルオーバー効果を分かりやすく説明するほか、吉野直行金融庁金融研究センター長がその重要性についても解説します。

以下のリンクからぜひご覧ください(動画は英語です)。

関連動画

Spillover Effects on Urban Transformation

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