JICA緒方研究所

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「バングラデシュの奇跡と課題」に焦点を当てた研究の書籍化に向けて、ワークショップを開催

2014年7月30日

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バングラデシュは近年目覚ましい経済成長を遂げ、ミレニアム開発目標(MDGs)の達成に向けても大きな進展も見られます。その一方、貧困層は特に、サイクロンに代表される大規模な自然災害や、急激な都市化に伴う多くのリスクに直面しています。こうした背景を踏まえ、研究所は2012年に「バングラデシュにおけるリスクと貧困」に関する研究プロジェクトを実施しています。

 

本プロジェクトの研究成果は、書籍としてとりまとめられる予定で、昨年11月の第1回に続き、第2回目となる執筆者によるワークショップが開催されました。今回のワークショップでは、研究所の加藤宏所長、北野尚宏副所長、澤田康幸客員研究員(東京大学教授)、村田旭研究員、西村直紀研究助手や、政策研究大学院大学大塚啓二郎教授、同園部哲史教授、BRAC大学Minhaj Mahmud研究部門長をはじめ本研究の関係者および執筆者が一堂に会し、書籍の内容について各執筆者からのプレゼンテーションを通した意見交換を行いました。

 

この書籍は、政府の脆弱なガバナンスや様々なリスクなどを抱えつつも目覚ましい経済・社会発展を続けるバングラデシュの成長を「奇跡」と評価し、その成功の要因として、縫製産業、マイクロファイナンス、インフラストラクチャー、労働移動、女性のエンパワーメント、教育、NGOの農村社会への浸透などといった経済社会構造の変革などを取り上げる一方で、同国が今後対処すべき課題として、国内の雇用(特に若年層)、収入、教育の機会などの格差、急激な都市化から生じる大気汚染や交通事故、産業設備の崩壊などの技術的災害や、大規模な自然災害の長期的影響とリスクマネジメントについての議論を深めることを目的としています。

 

編集者および各執筆者は、今回のワークショップの成果を反映し、来年の書籍発刊を目指した準備を進めていきます。

 

日時2014年7月18日(金)
場所JICA 市ヶ谷ビル



開催情報

開催日時2014年7月18日(金)
開催場所JICA 市ヶ谷ビル

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