Final Report “A Study on Asia’s Infrastructure Needs: Estimating Urban Rail Infrastructure Needs”

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アジアの開発途上国が現在の経済成長を維持しながら貧困削減に取り組み、気候変動にも対応するには、2016年から2030年の間に総額26.2兆ドル、年間1.7兆ドルの投資が必要になると、アジア開発銀行(Asian Development Bank: ADB)の報告書「Meeting Asia’s Infrastructure Needs」(2017年)は予測しています。これは、経済成長や貧困削減に寄与するインフラである電力、交通・運輸、通信、水・衛生の4つの経済セクターの2030年までの需要を推計したものでした。

JICA研究所は上記のADBの研究と連携した研究プロジェクト「アジアのインフラ需要推計にかかる研究」を立ち上げ、ADBの需要推計が対象としていない社会セクター、防災セクター、都市高速鉄道の需要について、各セクターにおけるマクロ推計およびミクロの積み上げに関する研究を進めています。

その成果の一つとして発刊されたこの報告書では、アルメニア、モンゴル、バングラデシュ、インドネシアなど、アジア全域24カ国を調査対象とし、2030年までに必要な都市高速鉄道(Mass Rapid Transit: MRT)の総延長と総整備コストの推計をまとめています。

発行年月
2018年4月
言語
英語
ページ
38ページ
関連地域
  • #アジア
研究領域
経済成長と貧困削減
研究プロジェクト