JICA緒方研究所

出版物

プロジェクト・ヒストリー

『ジャカルタ漁港物語 —ともに歩んだ40年—』

『ジャカルタ漁港物語 —ともに歩んだ40年—』

JICA研究所では、これまでに行ってきたJICAの事業を振り返り、その軌跡と成果を分析して書籍としてまとめた「プロジェクト・ヒストリー」シリーズを刊行しています。本シリーズの第10弾として、『ジャカルタ漁港物語 —ともに歩んだ40年—』を刊行しました。本書は、インドネシアの脆弱な漁港を漁業基地として整備するプロジェクトが発足するところから、新漁港の設立、開港後に発生した諸問題の解決までの軌跡を初期から現在までジャカルタ漁港に関わり続けている開発コンサルタントがまとめたものです。

インドネシアの主要産業の一つである水産業。その拠点となるのが首都にあるジャカルタ漁港です。2011年の水産物取扱量は約19万トンにもなり、日本の主要漁港の取扱量とほぼ同等の規模を誇る漁業拠点です。この港ができる以前は、船が停泊するための設備など港としての機能整備は不十分なままで、市場や加工場なども整っていませんでした。そこで日本のODA事業によって、港を整備し、インドネシア水産業における漁業拠点とすることを目指す円借款プロジェクトが立ち上がりました。これのプロジェクトによって、整備された巨大漁港が誕生し、この地域は新設された中央水産物卸売市場や水産加工団地なども含めた一大漁業複合施設となりました。またこの大漁港の誕生は、水産業の発展による経済の活性化はもちろん、新規雇用の創出、ジャカルタ市民の食生活の改善などにもつながりました。

この一大ODAプロジェクトがどのようにして生まれ、施工され、発展していったのか、その過程で開発コンサルタントとインドネシア側の関係者がどのような問題に直面し、どのように克服したのか、この40年にわたる一連の流れを追う中で、ODAプロジェクトとは何か、開発コンサルタントの仕事とは何かなど、この本は様々な示唆を与えています。
なお本書は、プロローグ、5つの章、エピローグで構成されています。プロジェクトの流れが理解しやすいよう、ODAプロジェクトによる新漁港創出に向けた取り組みから、開港後に浮上した数々の課題解決、そして大漁港複合施設に発展した現状までを章立てで展開しています。

発行所への申し込みのほか、書店、主要オンラインブックストアにてご購入いただけます。

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