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東アジアの出生率低下の背景に関する実証研究(東南アジア途上国を中心に)

20世紀後半以降、途上国において出生率の低下が進んでおり、東南アジアを含む東アジア途上国(※1)ではとりわけ顕著です。

一方、先進国においては、2000 年代初頭に出生率の下げ止まりと緩やかな回復が観察されており、その背景としてジェンダーに関する意識の変化や政府による就業育児の両立支援策などがあるとされています。

本研究では、先進国における出生率の回復に関する議論の枠組みが東南アジアを含む東アジア諸国に適用可能かを検討することを目的としています。

(※1)本研究では「東アジア」を、特に断りない限り、日中韓等の狭義の東アジアに加え、東南アジアも含めた広義の地域としてみています。