国際協力70周年記念事業 プロジェクト・ヒストリー 『稲穂の波の向こうにキリマンジャロ:タンザニアのコメづくり半世紀の軌跡』 出版記念セミナー
掲載日:2024.03.19
セミナー |
JICA緒方研究所について
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JICA緒方貞子平和開発研究所では、これまで行ってきたJICAの事業を振り返り、その軌跡と成果を分析してまとめた書籍「プロジェクト・ヒストリー」シリーズを刊行しています。本シリーズの第37弾として、『稲穂の波の向こうにキリマンジャロータンザニアのコメづくり半世紀の軌跡
』を刊行しました。
1961年の独立後、農業を軸に国家建設を進めるタンザニアは、世界各国に地域開発の支援を要請し、日本が担当したのが、本書の舞台となるキリマンジャロ州でした。1974年にキリマンジャロ総合開発調査が始まり、JICAは灌漑施設整備を含む農業開発事業を提案します。
この協力こそ、コメの輸入国であったタンザニアが東アフリカ随一のコメ輸出国に変貌していくのに大きな役割を果たした、日本のコメづくり支援の第一歩でした。日本国内では高度成長と長期のデフレーション、国際社会では様々な国際協調論の台頭など、ODAを取り巻く環境が絶え間なく変化してきた中で、タンザニアでのコメづくり支援はいかにしてアフリカ稲作支援の先駆けであり続けることができたのかー。
本出版記念セミナーでは、本書籍の内容を紹介するとともに、同国における稲作支援に携わった関係者に登壇いただき、それぞれの時代における国際協力の潮流も絡めたタンザニア稲作支援の全体像を振り返ることを目的とします。
なお、2024年は、日本がODAを開始してから70年の節目に当たります。これまでODAが果たした役割を振り返りつつ、これからのODAについて幅広く考える機会とするべく、本セミナーは、「国際協力70周年記念事業」として実施いたします。
16:00-16:05 冒頭あいさつ
宮原千絵:JICA緒方貞子平和開発研究所 副所長
16:05-16:20 書籍概要紹介
浅井 誠:JICAタンザニア事務所 次長
16:20-17:00 ディスカッション・セッション
モデレーター:
内田 さや子:JICA経済開発部農業・農村開発第二グループ第5チーム
パネリスト
花井 淳一:ササカワ・アフリカ財団 顧問
浅井 誠:JICAタンザニア事務所 次長
花谷 厚:JICA緒方研究所 主任研究員
鈴木 文彦:JICA経済開発部農業・農村開発第二グループ第4チーム 課長
17:00-17:30 意見交換と質疑応答
以下のリンクからお申し込みください。
※お申込みは2024年4月11日12:00(正午)で締め切らせていただきます。
JICA緒方貞子平和開発研究所 担当者:符
Eメール:ditas-rsunit@jica.go.jp
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