東南アジアのイスラームとグローバリゼーション:「Southeast Asian Muslims in the Era of Globalization」を刊行

2015.01.20

2014年12月16日、見市建岩手県立大学准教授(元JICA研究所特別研究員)とオマール・ファルーク広島市立大学名誉教授が編者を務めた書籍「Southeast Asian Muslims in the Era of Globalization」が英国のPalgrave Macmillan社から発刊されました。

本書は、2008年から2011年にかけて実施された研究プロジェクト「東南アジアにおけるイスラームの位置」の研究成果に基づいています。

東南アジアのイスラーム諸国とムスリムは、二つの相反するイメージによって理解されています。一つは、東南アジアのイスラームは、スーフィズムの影響が強く、各国の文化に融合した形でイスラーム教が発展し、中東のイスラーム諸国と比べ穏健であるという理解です。もう一つは、東南アジアにおいてもイスラーム急進派が台頭しており、その危険性は「テロとの戦い」において考慮すべきリスクであるとする考えです。本書は、東南アジアのイスラーム社会のグローバル化に伴う変容を、多様な観点から分析することにより、相反する二つの見方の間のギャップを埋めようとするものです。

本書の詳細については、研究所刊行物のページをご覧ください。

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