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丸山主任研究員がJICAみんなの学校プロジェクトのエビデンス創出・活用事例について英国オックスフォード大学で発表

2024.10.21

オックスフォード大学の招へいにより、2024年9月24~26日にかけて、JICA緒方貞子平和開発研究所(JICA緒方研究所)の丸山隆央主任研究員が同大学を訪問し、JICAみんなの学校プロジェクト のマダガスカルにおけるエビデンス創出・活用について発表を行いました。同発表は、オックスフォード大学が英国政府からの委託を受けて実施する事業「What Works Hub for Global Education (WWHGE) 」の年次会合で行われました。

インパクト評価による教育開発プロジェクトにかかるエビデンスの集積が進む一方、エビデンスをもとにした教育政策の策定や実践の普及は進んでいません。英国政府はゲイツ財団などとともに、低・中所得国における教育開発分野のエビデンス創出・活用を推進するため、このWWHGE事業を実施しています。今回の年次会合では、オックスフォード大学のNoam Angrist氏などの進行のもと、欧米、アジア、アフリカ、中南米地域から教育開発に携わる研究者・実務者(国際機関、二国間開発協力機関、NGO)による発表と活発な討議が行われました。

丸山主任研究員は、会合初日の「Testing Scalable Models」と題するセッションに登壇し、JICAみんなの学校プロジェクトによるマダガスカルでの数次のインパクト評価と、そのエビデンスをもとに行われた、学校と地域住民の協働による教育開発モデルのスケールアップについて事例報告を行いました。同発表に対し、参加者から、教育開発分野におけるエビデンスの創出・活用の先進的な事例として多数の高評価を得ました。

WWHGEは、英国政府・ゲイツ財団を中心とし、多様なステークホルダーが参画する形で今後も教育開発分野のエビデンスの創出・活用を進めていきますが、今回の丸山主任研究員の発表は、その国際的取り組みへのJICAからの知的貢献です。

WWHGE年次会合の模様は、以下のリンクから視聴できます。

また、JICAみんなの学校プロジェクトのマダガスカルにおけるエビデンス創出・活用の取り組みは、丸山主任研究員によるブログ記事や動画でも紹介されていますので、以下からあわせてご覧ください。

【丸山隆央主任研究員コラム第3回】マダガスカル「みんなの学校プロジェクト」における3件のインパクト評価とエビデンス活用
【動画】Community-wide Support to Improve Foundational Literacy and Numeracy: Evidence from Madagascar (youtube.com)

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