人びとの安全を 「守る」ためには何が必要か?貝塚研究員が神奈川大学で「人間の安全保障」について講義
2026.03.30
2025年12月に、JICA緒方貞子平和開発研究所(JICA緒方研究所)の貝塚ジェームズ 研究員は、神奈川大学外国語学部のコリー・ウォレス教授の招きで、人間の安全保障 と保護をテーマとする3回シリーズの講義を行いました。日本人と外国人の学部生約30人を対象に、「保護」とは何かというテーマで行われました。
3回シリーズの講義では、生活、尊厳、生命を守るという視点に焦点を当てました。第1回の講義では、自然災害に直面した架空の国の例を取り上げ、困難な時代に生活を守るためには、物理的なインフラと社会的なインフラの両方が重要であることを紹介しました。第2回の講義では、尊厳を守るためには、比例原則(proportionality)や法の支配などの問題を含む人権と貧困削減などの経済的視点の両方が必要であることを紹介しました。第3回の講義では、人命救助のための災害への備えの重要性を紹介し、人命救助における人間の安全保障と保護する責任(Responsibility to Protect: R2P)との違いについて詳しく説明しました。3つの講義はそれぞれ、バングラデシュの洪水被害防止プロジェクト、ベトナムの司法能力開発、フィリピンの災害軽減対策など、JICAのケーススタディーを取り入れたものでした。
また、学生たちはトピックに関連したインタラクティブな学びにも参加しました。例えば、第2回の講義では、割り当てられた国によって異なる状況を想定した上で支出計画を立てるという予算編成の演習に取り組みました。学生たちは難しい決断を迫られ、その計画が本当に人びとの尊厳を守ることができるかを考えることができました。第3回の講義では、架空ではあるものの、現実世界のさまざまなシナリオの要素を組み合わせた困難な状況において、どのような行動が適切かを判断する課題に取り組みました。学生たちはこれらのシナリオに見事に対応し、「保護する」ことの本当の意味や、現実世界の政策立案の難しさを振り返っていました。
貝塚研究員は、全体として、学生たちは肯定的な反応を示していたとし、彼らが「保護」の意味を再評価した上で、それが多面的な次元を包含することから、人々の生活、尊厳、生命の安全を確保するためには包括的に取り組まなければならないことを学んでくれたと振り返りました。
講義を行ったJICA緒方研究所の貝塚ジェームズ研究員
学生たちとインタラクティブな学びを実践
事業事前評価表(地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS)).国際協力機構 地球環境部 . 防災第一チーム. 1.案件名.国 名: フィリピン共和国.
事業事前評価表(地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS)).国際協力機構 地球環境部 . 防災第一チーム. 1.案件名.国 名: フィリピン共和国.
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