国連ハイレベル政治フォーラムにてUNDP・ILOイベント「Prosperity through decent work: connecting water, energy, cities and infrastructure to a sustainable and equitable jobs agenda」に峯研究所長が登壇
2026.08.06
2026年7月13日、ニューヨーク国連本部において、国連ハイレベル政治フォーラム(High-level Political Forum on Sustainable Development:HLPF)期間中に、国連開発計画(United Nations Development Programme: UNDP)・国際労働機関(International Labour Organization: ILO)によって開催されたサイドイベント「Prosperity through decent work: connecting water, energy, cities and infrastructure to a sustainable and equitable jobs agenda」に、JICA緒方貞子平和開発研究所(JICA緒方研究所)の峯陽一 研究所長が登壇しました。
HLPFは、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)のフォローアップおよびレビューを行う国連最大級の政策フォーラムであり、各国政府、国連機関、研究機関、市民社会などが参加するものです。2026年のHLPFでは、SDG6(水)、7(エネルギー)、9(産業と技術革新)、11(都市)、17(パートナーシップ)がレビュー対象となりました。
本サイドイベントは、これらSDGs7、 9、 11、17への投資を、ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の創出や社会的保護の拡充、包摂的な繁栄につなげる方策について議論するものでした。各国政府、国際機関、開発パートナーなどが参加し、投資を生産性向上、雇用創出、ジェンダー平等、貧困削減に結び付けるための統合的アプローチやパートナーシップの在り方を議論しました。
峯研究所長は、UNDPのアレクサンダー・ドゥ=クロー総裁による基調講演やハイレベル対話などが行われた後に、コメントを行いました。その中では、JICAはUNDPが提唱した「人間の安全保障」の考え方を重視しており、「雇用の安定(Job Security)」も人間の安全保障の重要な要素と捉えていると説明しました。そして、JICA緒方研究所のフラグシップレポート『今日の人間の安全保障』第3号 を紹介しました。最後に、カンボジアの上水道整備事業やインドの地下鉄「デリーメトロ」建設事業に言及し、インフラ投資が労働の質の改善や雇用におけるジェンダー平等に結びつくことを指摘するとともに、人間の安全保障の課題を可視化することの重要性を訴えました。
イベントにてコメントを行うJICA緒方研究所の峯陽一研究所長(中央)
また、峯研究所長は、HLPF期間中に多くの国連機関などと面談を行いました。SDGsのアジェンダ達成期限である2030年が迫る中、SDGs目標達成に向けて一層努力する機運が感じられた一方、GDP(Gross Domestic Product/国内総生産)だけでは測れない人々の幸福度などを含めて社会の発展を評価しようとする考え方などについても、さまざまな意見交換を行いました。峯研究所長からは、JICA緒方研究所で実施中の研究プロジェクト「2030年以降の新たな国際開発目標における指標フレームワークに関する研究 」や研究所で検討中の人間の安全保障ダッシュボード(※)の概要説明や成果共有も行いました。
※人間の安全保障を構成する多様な要素を単一の指数に集約するのではなく、複数の指標をダッシュボード形式で視覚的に配置し、どこに課題があるかを利用者が直感的に把握できるように可視化する試み。
本サイドイベントの動画は、以下のリンクよりご視聴いただけます。
また、研究プロジェクト「2030年以降の新たな国際開発目標における指標フレームワークに関する研究」の研究成果やフラグシップレポート『今日の人間の安全保障』第3号は以下の関連リンクからご覧になれます。
事業事前評価表(地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS)).国際協力機構 地球環境部 . 防災第一チーム. 1.案件名.国 名: フィリピン共和国.
事業事前評価表(地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS)).国際協力機構 地球環境部 . 防災第一チーム. 1.案件名.国 名: フィリピン共和国.
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